【刀剣乱舞】笑顔の少女はブラック本丸に行くみたいです。弐

83話 ページ33

加州｢三日月いつ来るんだろ？｣

｢まだ未の刻になってないからもうちょっと待とうね。｣

そう言いながら食器類が落ちないように机を元の位置に戻して座布団を敷く。

三日月｢呼んだか？｣

丁度よく襖が開いて三日月宗近様が入ってくる。

お願いだから清光も安定様も警戒心を出さないで。

｢三日月宗近様、こんにちは。今ちょうど話していたところです。｣

三日月｢少々早かった気がするが大丈夫か？｣

｢大丈夫ですよ。ではそこにお座り下さい。清光と安定様も座ってね。｣

3つ並べた座布団に座る様に施す。
私はそれの前に置いた座布団に座るから3振りと向かい合う様な形になる。

みんな座布団に座って一息着いた後、話し始める。

｢三日月宗近様、まず離れまで来てくれてありがとうございます。｣

三日月｢いや大丈夫だ。そなたが母屋に頻繁に来る方が難しいと思うからな。…早速だが本題に入って貰ってもいいか。｣

｢わかりました。じゃあ目の物を外しますね。｣

直ぐに本題に入れと言われたから目元に手を持っていく。
あれ…なんか手が震える…。

加州｢主、手震えてるよ？無理しないで…。｣

清光の心配そうな声が聞こえる。

｢大丈夫だよ。｣

1度深呼吸をしてギュッと目をつぶる。
目をつぶった状態でアイマスクを外す。そしてゆっくりと清光達の方を見た。

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