【刀剣乱舞】笑顔の少女はブラック本丸に行くみたいです。弐

68話 ページ18

｢まずは…｣ﾁﾗ

あれだよね。傷口を洗った時に使ったおけだよね。

｢あ、傷口っていえば…｣

左手を見ると包帯が巻いてあった。
安定様か清光のどちらかがしてくれたのかな。朝になったらそれもお礼言わないと。

おけの赤い水はお風呂場の排水溝に流し、綺麗に水洗いした後に煮沸消毒をする。
数時間置きっぱなしだったし、雑菌とかも繁殖してるだろうしね。

洗い終わったら適当な所で乾かしておいて、次は布団を片付けよう。丁寧に畳んで押し入れに入れる。

｢あとは…何しよう。｣

やらなきゃいけないことは無いし…。
あっそうだ、今日の予定的なやつでも書こう。

机の前に座り机に付いている引き出しを開けると、ノートが3冊と筆記用具、白紙が数十枚入っていた。

｢ノートが3冊…1冊は日記にでも使ってみようかな。今日の予定は紙にでも書こう。｣

紙とノート、筆記用具を取り出し、まずノートをパラパラとめくる。新品みたいだね。

ノートの1ページ目を開く。そこに日付とこの本丸に来たことを簡単に書き出して行く。最初だし日記なんて初めて書くからとりあえずはあったことを書くだけしかないな。

｢よし、書けた。｣

中々に書くことがあったね。これが家での日記だったら5行位で終わりそう。日記は引き出しに入れて、さっき取り出した紙に視線を移す。

｢明日の予定はー…。｣

まず朝何時かわからないけど清光と安定様と話すでしょ、清光達が来る前にこんのすけ呼んで刀剣男士達の詳しい繋がりとか刀派や性格とか書いてある資料も貰って読もう。

未の刻には三日月宗近様と清光、安定様の3振りに私の瞳のことを言って…こんのすけにもついててもらおう。

｢そのあとは何しよう…。藤四郎って書いてある刀剣男士達のお部屋に向かって手入れをさせてもらうか…それとも他の刀剣男士の手入れをするか…。｣

でも藤四郎はほとんどが短刀だし短刀はほとんどが折れかかってるから早めに手入れするのがいいよね。

じゃあ瞳の事が話し終わったあとは藤四郎って書いてある刀剣男士達のお部屋に行って手入れをしよう。

｢とりあえずだいたいこんな感じで過ごそうかな。早めに手入れは全振り終わらせてあげたいもんね。｣

69話→←67話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す