【刀剣乱舞】笑顔の少女はブラック本丸に行くみたいです。

38話 ページ38

｢ありがとう。じゃあ本丸ってどこも同じ構造なの？｣

1番気になってる事。もし全ての本丸が同じならあの方がいるのはここじゃないかもしれないから。

こん｢いいえ、全ての本丸は1番最初の審神者の霊力によって構造は違うので何一つ同じ本丸はございません。｣

こんのすけの答えに昔来てあの方に会ったのはここだと言うことが確定した。

｢そうなんだ。次の質問ね、前代達の持ち物ってどうしたの？｣

この部屋は家にあった私が使ってた物と政府の方がくれた物しか(多分)ないから。

こん｢初代の物は刀剣男士達に1つずつ渡されそれ以外の物は処分されました。2〜4代の物は塵一つ残らず処分しました！｣

ふむ…最後凄く笑顔で言い切ったね…どれだけ恨みが詰まってたのだろうか。

｢じゃあ10年くらい前に審神者以外の人はここに来た？｣

私がここにたのは5歳の時だからちょうど10年前になるはず。まだ私誕生日きてないし。

こん｢10年前ですか？…確か女の子を見た刀剣男士がいると初代は言ってましたね。｣

｢！それは誰が言ってた？！｣

確実にそれは私のはずだ。

こん｢わ、わかりません。見た刀剣男士がいるとしか聞いてませんし、何しろ10年も前の話ですから…。でもなぜその事を？｣

｢そっか…。こんのすけ、私ね10年前にここに来た事があるの。いや迷い込んだのかな？その時に会った刀剣男士が居たから私は笑顔で居るんだ。｣

こん｢なんと！それは真でございますか？！｣

こんのすけは目を見開き私を見る。

｢嘘は言わないよ。私ね、その方と約束したんだ。幸せになったら会いに行くって。｣

"今幸せかと聞かれたら答えられないけど"と付け足しこんのすけに言う。

こん｢そうでございましたか。もしかしたらここに居る間に思い出すかもしれませんしゆっくり探しましょう！流石に主さま容姿は変わっているはずなのでその時に出会った方はわからないでしょうし。｣

｢うん、そうだね。それに今は皆私を警戒してるから探しようも無いしね。｣

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