独り占めさせて星の影で待つ君を迎えに行こう

勤めていた会社で決まった急な移動。

課長｢いやー、俺もいなくなって欲しくないんだよぉ…
でも、社長がお前のことを必要としてるんだ。
1ヶ月後にはあっちで落ち着いて仕事できるといいな。
今までありがとなぁ…｣

そんな泣かれたらこっちまで悲しくなるじゃん…
｢今日は帰って身支度をしろ！｣って言われたから
東京に行くための必要なものをカバンに詰める。
家具はあっちで買えばいっか！なんて考えて
いらなくなった家具は｢欲しい！｣と言ってくれた同僚に。

時は過ぎ、気づけば出発の時間。

大好きなこの匂いも当分嗅げなくなるんだろうな。

大きく深呼吸をして｢さよなら｣と一言。
背中を風に押され電車へと乗り込む。執筆状態：連載中