レモンスカッシュ×梶井基次郎 ページ11
貴「かっじっちゃ〜ん!!」
ポートマフィア本部敷地内にて。
スキップしながら叫ぶ女、A。
手には大量の何かがはいった紙袋。
しばらくし、目的の場所へと辿り着く。
貴「かじちゃん?はいるよ〜っと!」
許可はないがお邪魔する。
貴「おっ、はっけ〜ん♪」
私が探し求めていた人物、かじちゃんは、でっかい白板に難しそうな式をかいては時折一人でにやにやしてる。そんな思考の鎖を引きちぎるように、こんこんっ、と音をたてて白板を叩く。
貴「か〜じちゃんっ?愛しのAちゃんが遊びにきてやったんだぞい?なんかないの?」
梶「………Aか。吃驚したいらっしゃい。それじゃ、今僕檸檬の研究で忙しいから。」
貴「っも〜、そんな人には差し入れあげないっ!」
その言葉にぴくっと反応するかじちゃん。
梶「差し入れ?どうせろくな物じゃ……」
貴「檸檬」
梶「やあAいらっしゃい!喉が乾いただろう?今お茶持ってくるから座って待っててね!他に欲しいものある?」
こいつまじ檸檬脳だな((
貴「はいはい。そんなんしなくてもあげるから。お茶はいらな〜い。その代わり炭酸水持ってきてよ。」
かじちゃんの頭に?マークが浮かぶが、檸檬脳のこいつは檸檬の為なら!とでもいう風に、
梶「オッケー任せて!」
すぐ戻る〜!!と言い残して何処かへ消えた。
その間に私は檸檬を一個ずつ丁寧に搾っていく。
バタンッ
梶「たっだいまぁ〜!!……ってあぁ!?」
潰れた檸檬を見て泣き崩れるかじちゃん。ちょっと面白い。
貴「……フレッシュ檸檬に?」
梶「なりたいの〜☆」
急にきゃぴきゃぴするかじちゃん。本当に面白い。
貴「今からレモンスカッシュ作るから!美味しいよ?」
梶「まいいや、檸檬は檸檬だし。」
結局檸檬ならなんでもいいんじゃん((
檸檬汁に炭酸水を注ぐ。しゅわしゅわという音が耳に心地良い。
貴「ん、どーぞ」
梶「ありがと。」
お互いに一口ずつ飲む。飲んだ後顔を見合わせ、
貴/梶「「美味しい!!」」
酸っぱすぎず、甘すぎず。なんとも言えない爽やかな酸味が喉を刺激する。
思わず頬が緩んでいるところにさすが爆弾魔と言いたくなるほどの爆弾が投下された。
梶「Aが作ってくれたし、美味しいのは当たり前だけどね。」
こんな言葉を投げ掛けられ、赤くなる。
貴「…もうっ!そんなこと言ってくれるかじちゃんにはこれあげちゃうんだから!」
と押し付けたのは、綺麗な形のままの檸檬。
梶「A…!!大好きだ!」
貴「かじちゃん…!!私も!!」
その後二人で仲良く檸檬会話(トーク)で盛り上がりましたとさ。
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紫杏 - ナオ▼さん>お褒めいただき、ありがとうございます…!実は私も福沢さんのやつは結構気に入ってて…(照)この作品は終わりにしてしまいましたが、今後とも紫杏をよろしくお願いします。 (2017年1月7日 15時) (レス) id: 31d6c79ecc (このIDを非表示/違反報告)
ナオ▼ - めっちゃキュンキュンしました!特に福沢さんと森さんの話が大人な感じで素敵でした(*´>ω<`) (2017年1月6日 15時) (レス) id: d611bd726f (このIDを非表示/違反報告)
紫杏 - カナデ♪さん:本当ですか!?ありがとうございます!! 更新さぼって申し訳ありませんでした。また頑張るのでこれからもよろしくお願いします。 (2016年8月22日 0時) (レス) id: 31d6c79ecc (このIDを非表示/違反報告)
カナデ♪(プロフ) - 森さんにキュンとしてしまいました…他の方にももちろんキュンとしました。とっても楽しめました! (2016年8月11日 9時) (レス) id: a56cb588ef (このIDを非表示/違反報告)
紫杏 - よかったら、評価や感想等々よろしくお願いします! (2016年7月22日 11時) (レス) id: 31d6c79ecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫杏 | 作成日時:2016年7月7日 23時