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樹「 そんな生半可な気持ちじゃねーよ！俺、お前らに隠してただけで、ずっとAちゃんのファンだから！」
ジェシー「 じゃあその気持ちが本物だってわかったら、俺も考える 」
「 わたしは考えないからいいんだけど、」
ジェシー「 まあまあ、俺に任しといて 」
その言葉が一番怖いかも……？
てか、ジェスさん、きつく抱きしめすぎで苦しいです……
モゾモゾと動いて息のしやすい体制を探ろうとしてみるものの、その動きさえも封じられてるのかってくらいに強い力
「 ジェシー、そろそろ離してあげないとその子の息止まっちゃうよ 」
ジェシー「 へ、……っあ！ごめんA！」
「 だ、大丈夫、」
危うく死ぬかとおもったけど、なんとか息を吸い込むことができて、一度深呼吸をしてからジェスの後ろにいる人たちを見渡してみたら、これまたビックリ
「 …………随分とイケメン揃いで、」
樹「 えーっ！Aちゃん俺照れちゃう！」
「 田中さんに関しては黙ってればの話ですよ 」
樹「 なぁジェス！かっこいいんだって！俺！」
ジェシー「 A、黙っておいた方がいいよ 」
「 うん、失敗した 」
なんとなく田中さんの対処の仕方が分かってきて、適当にあしらっているとガサゴソと支度をしている人が約一名
「 んじゃ、俺帰るわ。おつかれ 」
さっき死にそうになったわたしを救ってくれた人だったらしい。
鞄を片方の肩に背負って、色つきメガネをかけてから顔を上げた彼と目があった
「 っ、お疲れ様です、」
ほわほわ〜っと徐々に彼の顔が赤くなっていくのが移ったみたいにわたしの顔も徐々に熱を帯びる
しかもせっかく挨拶してくれたのになんにも返してない！！
樹「 え、えっ？！ダメ！！」
「 樹どしたの〜 」
ジェスの大きな体に無理矢理顔を押し付けて、頑張って隠そうとしたけど田中さんには見えてるみたいで
わたしと彼を交互に見て急に慌ただしく動く田中さんを一撃するけど、動きは止まらない
「 う、うるさい…… 」
「 ねえ北斗ー！飯食って帰ろうよ！」
ジェシー「 なんならAもおいでよ 」
「 え、わたしもいいの、？」
ジェシー「 もちろん！」
「 じゃあ、」
「 ねぇ、北斗ー！」
北斗「 ……わかった、行くよ 」
またちらりと合った視線にドキッと心臓が飛び跳ねた
……北斗さん、かっこいいな。
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ハル(プロフ) - Twitterの方、フォローさせて頂きました！1人目になれて嬉しいです！更新楽しみにしています！！ (2019年8月14日 23時) (
レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - めっちゃ面白いです！この先のお話も楽しみにしてます! (2019年8月5日 6時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李苺
| 作成日時：2019年8月3日 21時
