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「 さーゆりん 」


小百合「 あ、A。連絡してよ 」


「 ごめんごめん 」




河川敷の芝生に座るには高価すぎるその制服で、わたしと同じようにしてくれるの。




「 汚れちゃうよ?真っ白の制服なら尚更 」


小百合「 別に気にしないよ、替えもあるから 」


「 さすがだね 」


小百合「 まあね 」




襟足のサッパリしたそのショートカットも、お嬢様らしくない耳に輝くピアスの数も、きっと彼女なりの悪足掻き




「 あ、それこの前買ったピアス?」


小百合「 そう!はい、Aの 」


「 え?」


小百合「 Aに似合うとおもって買ったの。おそろいにしたくて自分のはその後 」


「 でもこんな高いの…… 」


小百合「 わたし、初めてなんだ 」


「 なにが?」


小百合「 こんなに大好きだとおもえる友達が出来たの 」


「 何やってるかも分からないような友達だけどね 」


小百合「 そういうミステリアスなとこも全部含めてだってば 」


「 ふふ、それはどうも?」


小百合「 だから、つけてくれたら嬉しい 」


「 気持ちはすっごく嬉しいんだよ?」


小百合「 ガキンチョみたいな考え方かもしれないけどさ、それがある限りわたしの友達なんだっておもえる気がして 」


「 自分の大切なものには名前を書けって言うもんね 」


小百合「 そうね 」


「 ……じゃあわたしが今つけてるやつ、安物だけどさゆりんが片方付けてよ 」


小百合「 え、いいの?」


「 お互いの印だね 」


小百合「 素敵 」


「 恋人がしそうなことだけど(笑)」


小百合「 じゃあAの彼氏立候補で 」


「 立候補者はさゆりんだけなので認定!(笑)」


小百合「 アハハっ、もうなんの会話かわかんないや(笑)」


「 確かに〜。(笑)…………これ、ずっと付けとく 」


小百合「 わたしも。絶対外さない 」


「 ん、約束 」




彼女は、わたしの名前と、年齢と、電話番号しか知らないのにこんなにもわたしを必要としてくれている

こんなちっぽけな事で、幸せだと感じてしまうくらい寂しい人間なの。

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作品ジャンル:恋愛
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にゃんザクラ - 更新頑張ってください! (5月15日 22時) (レス) id: f89000f261 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:李苺 | 作成日時:2019年5月8日 23時

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