青春 (ページ2)

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樹「 Aみーっけ！」

「うわー、見つかった」

慎太郎「お前学校来いよ！こんな所で一人でいてもつまんねーだろ！」

「わたし馬鹿田の生徒じゃないし。それにやだよ、あんな男だらけのむさ苦しいとこ」

ジェシー「高校、楽しいぜ？」

「高校って勉強するとこだよ？」

慎太郎「なーんも聞こえねー！」

「北斗もよく耐えられるね」

北斗「普通に楽しいよ。ま、お前がいればもっと楽しいけどな」

ほんと、ダメ。心臓に悪すぎ。
そんな優しすぎる言葉と一緒に頭撫でるって、本人が無自覚なのがまた苦しい。

大我「 ……顔、出てんぞー」

「そういうこと言うな！バカ！」

優吾「ほらほら、またイチャついちゃって」

「コーチうるせえ」

優吾「誰だよ！Aにヤンキー言葉教えたやつ！」

慎太郎「俺に決まってんだろ！」

「そこ、えばるとこじゃないから」

北斗「キャンキャンすんな」

「可愛い？」

北斗「ああ、可愛いよ」

「っ！」

吃るわたしにすかさず大我が、自滅すんなよ～なんて茶々を入れてくるから一発足を踏んずけてやった

大我「いってぇな！！！」

「うるさい、ヤンキーが騒ぐな」

大我「 Aが踏むのが悪いんだろ！」

「大我が余計な事言うからでしょ！バカ！」

ジェシー「まーた始まったー(笑)」

北斗「お前らが仲良いのはわかったから」

「みんなダチだもんね！」

慎太郎「お！覚えたな～」

樹「あのさ、Aはもっと可愛く友達って言ってて！！慎太郎の悪影響受けすぎ！」

北斗「でもあれだな、お前はダチって言うより妹だな」

結局こうなんだよね。
その辺の女の子を相手にはしてないけど、唯一話すわたしを女の子として見てくれることも無い

「はぁ？同い年だし！バカにすんな！」

優吾「そうやってムキになるとこだよ(笑)」

「うっせ、ジジイ！」

樹「 A！！！」

「なんで樹が怒んの」

樹「お前は染まんなくていいから！」

「じゃあ女の子の友達紹介してよ」

北斗「そういう問題じゃねーよ」

ま、わたしにはさゆりんがいれば十分だけどね。