青春 (ページ3)

今日:4 hit、昨日:11 hit、合計:97,563 hit

◎ ページ3

Kyomoto

授業が終わればすぐ教室を出て、その辺で道草食ってるAを拾って溜まり場に集まる

これが俺らの放課後のルーティーン。

「きょもー、疲れた」

大我「きょもって呼ぶな」

「なんで！みんなきょもって呼んでんじゃん！」

大我「お前は大我って呼ぶの」

「強制なの？やば」

大我「あたりめーだ」

「じゃあ大我ー。おんぶ」

大我「スカートだろ」

「関係なーい」

大我「しゃーねーな」

「わーい」

俺らが相手にするやつらの数倍細いその体に触れるのは、毎度のことだけど緊張する

俺が女相手にこんな甘いことなんてそうそうない。
てかまず甘やかしたいとおもうのはAだけだし。

こいつが誰を好きかなんて見てれば大体わかるけど、そんなの知ったところで諦めるくらいの俺じゃねーし。

想像以上に軽くて、ふわっと飛んでっちゃいそうで1人で焦ってんのに、重い？ごめんね？なんて言うもんだからむしろもうちょっと食えよ。って言いたい。

樹「 Aちゃーん、ワインレッドのパンティが丸見えですよ～」

ジェシー「おっ！熱いね～」

「実況すんじゃねえ！」

樹「いってぇ！！」

樹を叩こうとして俺の背中の上で突然暴れるから落としそうになってまた俺だけ焦る

大我「バカ！じっとしてろ！」

「だって樹が！」

北斗「お前はいつも喧嘩してねーと気がすまねーのな(笑)」

慎太郎「俺に似てきたな！」

「幼馴染ってダメだな」

慎太郎「俺に世話になってるだろ！」

「それわたしのセリフだよ」

慎太郎「あ？」

「あんた達のおかげで傷の手当だけは神業なんだよー」

北斗「さすがだな」

「この前の北斗のは痛々しかった」

北斗「もうしねぇって」

「約束する？無茶しないって」

北斗「それはわかんねーけど」

また、俺らの知らない所で二人の世界が作られてんの

なんも知らねーやつに心配されんのはウザったいけど、Aに心配されてる北斗が羨ましくてしょうがない。

そうおもってるのは俺だけじゃないとおもうけど。