青春 (ページ13)

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◎ ページ13

Tanaka

ファーストキスは好きなヤツとだとよ。
しかも俺とはないんだってさ！
ちょっと正直すぎね？

ジェシー「てかお前好きなやついんの！」

「言うかボケェ」

優吾「その返答の時点でいるってわかるだろ(笑)」

「コーチ！揚げ足とるんじゃないよ！」

優吾「だってなんか意地悪したくなんだもん(笑)」

「ちょ、みんな！コーチの癖に生意気じゃ？」

大我「今回は賛成しかねる」

「え、なんで！？」

大我「好きなヤツとねえ」

きょもも、おもってることは同じなのかAと北斗の顔をチラチラと伺ってはため息をつく

「うっさいばか！」

大我「痛え！」

「はやく机を教室に置いてこい！」

北斗「お前は本当に犬みたいだな」

「全然嬉しくないんだけど」

噛みつきそうな勢いで北斗に文句をぶつけるのを見て、羨ましいなって、めちゃくちゃおもうよ。

なんで北斗なんだろうって、あいつは俺とかきょもと違ってお前への気持ち曖昧なのにって。

そんなことを考えながら教室に向かう慎太郎について行こうとすると、目の前に立ち塞がったカトレアの女たち

文恵「その机があなたたちにとって大切なものだということはわかりました」

ジェシー「お？ものわかりいーじゃん」

文恵「でも、それを教室に戻すことを許可することはできません」

慎太郎「は？」

文恵「そんなにその机が大切だと言うなら、勝負をしましょう」

慎太郎「勝負だ？なんのだよ！」

文恵「わたしとあなたが生徒会長に立候補するんです。選挙を行って、より多くの支持を得た方の勝ち、というのはどうでしょう？」

慎太郎「ふざけんじゃねーよ」

「でも慎太郎がやらないと、この机は捨てられるんだよ？」

慎太郎「 …………わーったよ。受けて立とうじゃん」

Aの一言で決断した慎太郎
その目はギラギラと闘志に燃えていた。