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涙をこぼすAを見て、はっと我に返った
樹「 っごめん、やりすぎた、」
「 ごめん……樹の気持ちに応えられなくて、ごめんなさい、」
樹「 んで謝んの。A悪くねーじゃん 」
きょものことが好きだってわかっててAを好きになったし、気持ち押し付けようとしたのも俺。
だから全部俺の自業自得なんだよ。
Aが謝ることじゃない。
ただこのイラつきをどこにぶつければいいかわかんなくて、Aに当たりそうになって、本当に自分が情けない
樹「 ちゃんと答えてくれてありがと。まだ全然吹っ切れねーけど 」
「 …………これからもメンバーとして、親友として、好きでいさせてほしい 」
樹「 親友、ね。北斗にさえ負けてそうだけど 」
「 ほくはお世話係だもん、親友とは違う 」
樹「 シンデレラかよ(笑)」
「 樹は、わたしにとってかけがえのない人だよ 」
樹「 あーあーっ。あのさ、お前のこともきょものことも俺は大好きだから、そんな泣くなって 」
「 じゅり〜っ、」
樹「 おい、振った男に抱きつくなよ 」
そんな皮肉がAに通じる訳もなく、俺の胸に顔を押し付けてわんわん泣きわめくもんだから、背中摩ってあやすしかねーし。(笑)
樹「 いい女になったな 」
「 樹のおかげだもんね、」
樹「 またそういうこと言う 」
「 感謝しかしてないもん。わたしに手を差し伸べてくれてありがとう。樹がいなかったら今頃わたし、絶対アイドルなんてやってなかった 」
樹「 うわ、じゃあもうそれ俺の武勇伝にしよっかな 」
「 これごときで武勇伝とかなんないし 」
目真っ赤にしながらケラケラ笑うAを見て、俺も一安心したよ
樹「 Aがこの先傷つかなきゃ、俺はなんでもいいよ 」
「 わたしの周りにはスーパーヒーローしかいないんだね 」
樹「 特殊能力なんてないけどな 」
「 あるよ。みんながいてくれるだけでわたし元気になるもん。十分特殊な力だよ 」
そういうとこなんだよ。俺がお前の沼から抜け出せなくなる原因は。
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あーりん(プロフ) - 更新まってました！また楽しみにしてます！ (2019年5月21日 22時) (
レス) id: 64b5baa2a0 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - ふまけんが出てきた！お兄さんしてる！！！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 69230dd273 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 更新待ってます！頑張ってください！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 1a12731cb3 (このIDを非表示/違反報告)
rinrin05095569(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませて頂いてます！主人公が、なにわ男子と仲良くしてて、嫉妬するようなのを書いて頂きたいです！大西流星くんメインでお願いしたいです！！ (2019年5月2日 0時) (レス) id: 7fbdcb078f (このIDを非表示/違反報告)
卵 - きゅんきゅんがとまんないです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年5月1日 10時) (レス) id: 4c39965e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李苺
| 作成日時：2019年3月27日 23時
