エピソード9 ページ15
青峰side
俺は屋上で寝ている
それが日課だ
桃「青峰君、部活行くよ‼」
さつきが来た、相変わらずうっせぇな
青「行くわけねーだろ。
何度も言わせんな。」
俺が練習して上手なったところで何も面白く
ねぇし
俺は練習しなくたってできんだよ
俺は負けねぇ
俺に勝てるのは俺だけだ
桃「もう知らない‼
夏綺ちゃん達と練習一緒だからもう
行く。」
バタン
さつきが部活に行った
夏綺達と練習一緒ってことは男バスと練習する
ってことか
夏綺のやつ色んな男と話をするってことか
俺だけに見せる態度や顔とかもか
すっげぇモヤモヤする、気持ち悪りぃ
寝るか
ブッブー、ブッブー、ブッブー
電話が鳴った
なんだよ、うっせぇな
また、さつきか
行かねぇって言ってんだろうが
掛けだし人の名前を見ると
ー安川夏綺ー
夏綺からだった、何であいつが電話してくるん
だ
今部活中だったよな？
何かあったのか？
俺は、恐る恐る電話に出た
夏綺、お前自分からかけておいて
用事は何だよ、部活ならごめんだ
『そのことなんだけど……』
夏綺の言葉が途絶えた
嫌な予感しかしねぇ
青「おい、夏綺？」
俺は、恐る恐る呼んでみた
『いいからでろ、大輝。…………」
バスケの安川夏綺になっていた
夏綺は、バスケのことになると人格が変わる
いつもは、私と言っている奴が俺と言うからな
俺のことも呼び名が変わるな
そういえば、俺、夏綺に負けてたな
負けたままでいい？ ふざけるな
エースを名乗るな？ 部活を辞める
俺は、自分を何だと思っているかなんて
夏綺、お前変だぞ
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作者名：Natuski | 作成日時：2019年2月13日 17時
