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ロボロさんとも少しは仲良くなれたみたい。
色々話しながら歩いていれば、目的の部屋が見えてきたようで、隣を歩くロボロさんが立ち止まった。
そこにあるのは会議室。最初に私が目を覚ました、あの部屋だ。
「着いたで。開けるな」
『はい。ありがとうございます』
やっぱり、事の真相は分かったとは言え、恐怖が消えるわけではない。しかも、この扉の向こうにはグルッペンさんも居るんだ。
ロボロさんに、扉を開けると言われ頷いたのだが、今にも逃げ出したい気分になってしまった。
(逃げたらダメ…大丈夫、中にはオスマンさんもトントンさんも居るし、隣にはロボロさんだって居るんだから、襲われたりはしない。大丈夫…大丈夫…！)
そう自分に言い聞かせ、部屋の中に足を1歩踏み出した。
『…え』
目の前に広がっていたのは、なんとも言えない光景。
ボロボロの状態で正座させられているコネシマさんとシャオロンさんに、その目の前で剣を突きつけながら怒るトントンさん。そして、トントンさんの横で冷静に途切れる事の無い言葉責めをするオスマンさん。奥の机に座りその様子をニヤニヤと笑いながら見ているグルッペンさん。
あ、トントンさんがグルッペンさんにも怒鳴った。
トントンさんに怒鳴られた事により、グルッペンさんは縮こまり項垂れている。
何なんだろう、この状況は。
「おーい、Aちゃん連れてきたで」
ロボロさんがそう声をかければ、彼らは一斉にこちらを向いた。
「Aさん！ほんまにすみません。同じ日に2度もこんな目に合わせてしもうて…」
丁寧に頭を下げてから少し近付いてくるトントンさんに、
「Aちゃん…ほんまに、ほんまにごめんな。約束したその日やってのに…俺、守れんくて……」
駆け足で傍によって来て、頭を下げるオスマンさん。
オスマンさんは、悔しそうにぎゅっと眉を寄せ、拳を握りしめていた。
『そんな顔しないで下さい…オスマンさんが謝る事じゃありません。私の不注意が原因なんですから。それに…元々、ここで保護していただく条件として、血を差し出す事は決まっていました。私なら大丈夫です』
拳を作っている彼の手を優しく握り、微笑んでそう告げる。
すると、彼はまだ少し納得のいかないような顔をし、何か言おうとするも、すぐに口を閉じて、「…そうやったな……分かった」と言って頷いた。
良かった。彼にはそんな顔をして欲しく無かったんだ。
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ユドーフ(プロフ) - 怪盗Nさん» ありがとうございます！！！嬉しすぎます...自分の好みが怪盗Nさんにも好いてもらえて良かったです！頑張ります！！！！ (2020年2月19日 18時) (
レス) id: 7bf2f68390 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗N(プロフ) - 控えめに言います。最高です。真面目に私の好きなもの詰め込んでる作品です！更新頑張って下さい！ (2020年2月18日 18時) (レス) id: 0017a7a923 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん…！！発狂寸前だなんて…本当にありがとうございます！！はい！復活したので、また更新していきます！コメント毎回とても嬉しいです！本当に、本当にありがとうございます！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: b6d5c53f52 (このIDを非表示/違反報告)
ルーン - コメント失礼しまーす！！ はい…うるさいっすよね。だって一番最初から見てたから＾＾続編来たとき発狂寸前でした…インフルエンザ辛いと思いますが、頑張って治してくださいね！応援します！ (2020年1月2日 2時) (レス) id: 0c6e119b4e (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルミさん» コメントありがとうございます！！そう思ってもらえて良かったです！とても嬉しい言葉をありがとうございます...！はい！！頑張ります！ (2019年12月19日 23時) (レス) id: 9a9478c8c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年12月17日 23時
