7:謝罪と感謝を ページ6
ロボロさんと一緒に廊下を歩いているのだが、部屋を出る時に言われたしんぺい神さん…いや、ペ神さんからの言葉が嬉しくて、ついつい笑顔になってしまう。
気持ち悪がられるかもしれないが、自然と口角が上がり、にやけてしまうのだ。
(少しは心を開いてもらえたって事かな)
「…Aさん、嬉しそうやね」
『あっ、す、すみません…ずっとにやけてて気持ち悪かったですよね…』
「えっ？！いやいや、全然そんな事思ってないで！ただ、可愛い笑顔やなって思ってただけで…」
『え…？』
「え？……あぁぁ！？！い、今のは違くて！！いや、違くないんやけど、違うんや！！と、とにかく、ごめんな突然！」
少し照れるも、ロボロさんのあまりの慌てように、クスッと笑いが漏れてしまった。雑面により顔は見えないが、耳が真っ赤なのは分かる。
『大丈夫ですよ。ありがとうございます。あまりそういう事を言われた経験は無いので、少し照れますが…お世辞だとしても嬉しいです』
「！！お世辞やないで。ほんまにそう思ったんや！」
私の言葉を聞くと、耳を赤くしたままそう言ってくれた。
「って、俺やばいな。キモいって思われてもしゃーないわ。なんかごめん」
『そんな事思いませんよ！…ロボロさん、ありがとうございます』
頬を掻きながら照れたようにそう言った彼に、すぐ感謝の気持ちを伝える。
すると彼は、
「そっか…なら良かったわ。…それに、Aさんすっかり元気出たみたいやし、それも良かったわ！」
と言って優しく笑ったのだった。
顔が隠れていても、それはしっかりと分かった。
あぁ、彼も優しい良い人だ。油断してはいけないというのに、ここにいる方々は人間にしか見えない。魔物なんだ、という事を常に意識していなければ、すぐ忘れてしまいそうになる。
それが恐ろしい。
私は、気を付けよう、とまた心の中で強く誓った。
「あのな、これから行く部屋には、トントン以外に、オスマン、それに…グルッペンとコネシマとシャオロンもおんねん」
少し歩き続けていると、ロボロさんは私の反応を窺いながら遠慮がちにそう言葉を発した。
「ただな、グルッペンは別でも、シャオロンとコネシマは、Aさんの血を吸いすぎて殺さんように、必死に耐えてたんや。後、まず、コネシマはほんまはAさんの事を助けようと思っててな……」
言葉を続けていく彼。
あぁ、本当に、彼らは優しすぎる。
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ユドーフ(プロフ) - 怪盗Nさん» ありがとうございます！！！嬉しすぎます...自分の好みが怪盗Nさんにも好いてもらえて良かったです！頑張ります！！！！ (2020年2月19日 18時) (
レス) id: 7bf2f68390 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗N(プロフ) - 控えめに言います。最高です。真面目に私の好きなもの詰め込んでる作品です！更新頑張って下さい！ (2020年2月18日 18時) (レス) id: 0017a7a923 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん…！！発狂寸前だなんて…本当にありがとうございます！！はい！復活したので、また更新していきます！コメント毎回とても嬉しいです！本当に、本当にありがとうございます！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: b6d5c53f52 (このIDを非表示/違反報告)
ルーン - コメント失礼しまーす！！ はい…うるさいっすよね。だって一番最初から見てたから＾＾続編来たとき発狂寸前でした…インフルエンザ辛いと思いますが、頑張って治してくださいね！応援します！ (2020年1月2日 2時) (レス) id: 0c6e119b4e (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルミさん» コメントありがとうございます！！そう思ってもらえて良かったです！とても嬉しい言葉をありがとうございます...！はい！！頑張ります！ (2019年12月19日 23時) (レス) id: 9a9478c8c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年12月17日 23時
