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どうにかしてあいつと2人にならなければ。
昼食後、オスマンさんに連れられあの女が部屋に入るのを見てから、俺は自室に戻ってきていた。
何故ここまで焦っているのか、自分でも理由が分からない。早くあの女の事を知る必要があるからだとは思うが、それにしても苛立ちと焦りが募る。
あの女は、理解出来ないことばかりや。
ただの人間があの人達をあそこまで絆せるわけがない。だが、あいつは自分はただの人間だと言う。
非力な人間に何か出来るはずもない。だが、あいつの瞳はそんな何かをやってのけそうな力強さを秘めている。
大体、オスマンさんに俺の事を言わなかった理由が分からない。
何故だ？何故言わなかった？
あの場で隠して、あいつにメリットなんて無いはずやのに……そう、まるであれじゃあ、俺を庇ったみたいで…
「っ、そんな事ある筈ないんや！」
浮かんできた馬鹿な考えを振り払うように声を上げた。
そうや。そんな事ある筈がない。
きっと、何か考えがあるか、気まぐれかのどちらかだろう。
あぁ、第一何故ここまで俺があんな人間の女に頭を悩ませなければならないんだ。こんな邪魔な考え、さっさと消え去ってしまえ。
その為には、あの女＿＿＿Aと言う人間を知る必要がある。
そして、あいつが俺達にとって害になるようなら、殺してしまえばいい。
先程の出来事のせいで乱れた思考を整理し、やっと落ち着きを取り戻せた。
俺がやろうとした事、やるべき事をもう一度強く頭に浮かべる。
「よし、行くか」
小さく呟いてから、部屋の外に出た。
とりあえず、あの女の部屋に向かってみる。まだ部屋に戻ってからそこまで時間は経っていない為、そのまま部屋に居る可能性は高い。
あいつの部屋は俺のすぐ隣。何で人間がすぐ隣に…と最初は思ってたんやけど、近付き易いから寧ろ良かったな。
あの女を調べ、場合によっては排除する。それを繰り返し考えながら、静かに深呼吸をした。
扉を叩く。
出てくるな、なんて声が頭の何処かから聞こえた気がしたが、そんなわけない。きっと気の所為や。気の所為。
『…はい、どちら様でしょうか』
しかし、そんな謎の声の願いは叶わず、部屋の中から少し警戒したような女の声がした。
やっぱりそのまま居ったか。
「ショッピっす。少し2人で話せますか？」
扉の向こうから、微かに息を呑む音がする。
数秒の沈黙の後、ガチャ、という音を立てて扉が開いた。
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ユドーフ(プロフ) - 怪盗Nさん» ありがとうございます！！！嬉しすぎます...自分の好みが怪盗Nさんにも好いてもらえて良かったです！頑張ります！！！！ (2020年2月19日 18時) (
レス) id: 7bf2f68390 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗N(プロフ) - 控えめに言います。最高です。真面目に私の好きなもの詰め込んでる作品です！更新頑張って下さい！ (2020年2月18日 18時) (レス) id: 0017a7a923 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん…！！発狂寸前だなんて…本当にありがとうございます！！はい！復活したので、また更新していきます！コメント毎回とても嬉しいです！本当に、本当にありがとうございます！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: b6d5c53f52 (このIDを非表示/違反報告)
ルーン - コメント失礼しまーす！！ はい…うるさいっすよね。だって一番最初から見てたから＾＾続編来たとき発狂寸前でした…インフルエンザ辛いと思いますが、頑張って治してくださいね！応援します！ (2020年1月2日 2時) (レス) id: 0c6e119b4e (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルミさん» コメントありがとうございます！！そう思ってもらえて良かったです！とても嬉しい言葉をありがとうございます...！はい！！頑張ります！ (2019年12月19日 23時) (レス) id: 9a9478c8c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年12月17日 23時
