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『しんぺい神さん？』
「…引かないの？」
『え？』
引くって、どういう事？もしかして、今の、男にしか興味無い、という発言に対して？
しんぺい神さんの様子を窺うも、狼狽えているという事しか分からない。
何を聞かれているのかよく分からないが、とにかく返事をしなくては、と思い、私は彼に向き直った。
『あの、何に対して引かないのかを聞いているのかがよく分かりませんが…もしさっきの発言に対してという意味ならば、驚きこそすれ、引いたりはしませんよ』
「何で？」
やけに食い気味で聞いてくるしんぺい神さん。一体どうしたと言うのだろうか。
『何でって…それは、人それぞれの事じゃないですか。それに、私にとっては寧ろ、しんぺい神さんは安全だという事が分かったので、嬉しいぐらいですよ』
「……っ！そっか、そっかぁ…」
数度、そうなのか、等と呟きながら頷いた彼は、嬉しそうな笑いを零し始め、私の手を握ってきた。
「仲良くしよっか、Aちゃん。ありがとね」
『は、はい！！って、待って下さい！お礼を言うのはこちらの方ですよ！遅れてすみませんでした…。また助けてくれただけでなく、仲良くしてくれる、とも言ってくれて、本当にありがとうございます！』
「ん、どういたしまして」
よく分からないが、しんぺい神さんもどこか嬉しそうだし、良いか。
「あ、そうそう。オスマンがまたAちゃんの事をここまで運んで来てくれたんだよ。後であいつにもお礼言っときな」
『！！そうなんですか…分かりました。教えてくれて、ありがとうございます！』
思い出したように言ったしんぺい神さん。
やっぱり、あの時聞こえた声は気のせいなんかじゃなかったんだ。オスマンさんは、本当に来てくれたんだ。
よし、そうと決まれば、コネシマさんとオスマンさんに早くお礼を伝えなければ！
しんぺい神さんに、彼らの居場所を聞こうとすれば、部屋の中にノックの音が響いた。
「おーい、神！Aさん起きたか？」
「ロボロ！起きたよ。入っといで〜」
「ほーい」
しんぺい神さんから許可を得ると中に入ってきたのは、ロボロさんだ。
「お、Aさん。回復したみたいやね、良かった。起きてすぐで悪いんやけど、一緒にトントン達の所に来てほしいんや。ええかな？」
『はい、大丈夫です。行けますよ』
部屋を出る直前、
「あ、Aちゃん。俺の事、ペ神って呼んでいいからね」
という声が聞こえ、私は笑顔で頷いた。
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ユドーフ(プロフ) - 怪盗Nさん» ありがとうございます！！！嬉しすぎます...自分の好みが怪盗Nさんにも好いてもらえて良かったです！頑張ります！！！！ (2020年2月19日 18時) (
レス) id: 7bf2f68390 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗N(プロフ) - 控えめに言います。最高です。真面目に私の好きなもの詰め込んでる作品です！更新頑張って下さい！ (2020年2月18日 18時) (レス) id: 0017a7a923 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん…！！発狂寸前だなんて…本当にありがとうございます！！はい！復活したので、また更新していきます！コメント毎回とても嬉しいです！本当に、本当にありがとうございます！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: b6d5c53f52 (このIDを非表示/違反報告)
ルーン - コメント失礼しまーす！！ はい…うるさいっすよね。だって一番最初から見てたから＾＾続編来たとき発狂寸前でした…インフルエンザ辛いと思いますが、頑張って治してくださいね！応援します！ (2020年1月2日 2時) (レス) id: 0c6e119b4e (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルミさん» コメントありがとうございます！！そう思ってもらえて良かったです！とても嬉しい言葉をありがとうございます...！はい！！頑張ります！ (2019年12月19日 23時) (レス) id: 9a9478c8c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年12月17日 23時
