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私が泣いている間、オスマンさんはずっと優しく抱き締めてくれていた。
「…ん、落ち着いたみたいやな」
ひとしきり泣いて落ち着いた私を見て、彼は満足そうに笑っている。
『はい……本当に、すみませんでした…』
(まるで幼い子供のように泣いてしまうなんて…恥ずかしすぎる)
穴があったら入りたい、とはこういう時に使うのだと思った。
「謝らなくてええんやって。こういう時は、ありがとう、って言われた方が俺は嬉しいめう」
『！…ありがとうございました、オスマンさん！』
「どういたしまして」
そこで私はやっとある事に気付いた。
『あれ？そういえば、しんぺい神さんは何処に…』
「あぁ、さっき出てったで。きっと、ロボロの所にでも行ってるんやろ」
『ロボロさんの所に？』
気を遣わせてしまったのか…後でしんぺい神さんにもお礼を言わなければ……それにしても、何故ロボロさんの所に？仲が良いのだろうか。
「…理由は後で分かると思うめう」
『え？』
オスマンさんは少し微妙な顔をしていた。一体、何が分かるのか…え、ちょ、怖い……
「さてと、そろそろ夕食の時間やし…行こか。多分、更に詳しくハロウィンについての説明とかもあるはずやから」
『分かりました』
立ち上がろうとする私をオスマンさんは支えてくれた。その後も、ドアを開け私を先に通してくれたし……これが紳士か。美形な上性格まで良いとは…かっこよすぎる……
☆*☆*☆*☆
食堂の前に着くと、オスマンさんに案内してもらった時はあんなに静かだったのに、中から騒がしい声が聞こえてきた。
…いや、待って。話し声だけじゃなくて、物が壊れるみたいな凄い音もするんだけど。え、大丈夫なんですか？！
『あ、あの…オスマンさん……この音って…』
「あ〜…どうせまたシッマとかシャオロンとかが内ゲバしてるんやろうな」
私の心の準備が出来る前に、オスマンさんはさっさと扉を開けてしまった。
ピタ、と食堂の中にいた方々は動きを止め、こちらを見てくる。
『っ、』
怖さから少し後ずさってしまう。
そんな私に気付いたのか、オスマンさんは自然に私の前に出て、背に庇うようにしてくれた。
「お待たせ、俺らが最後？」
「あぁ、そうだ。これで全員揃ったな」
この声は…グルッペンさん……
今こうしてオスマンさんが庇ってくれていなければ、私はきっとまた涙を流していたのだろう。
傷は治ったはずなのに、噛まれた首筋が痛んだ気がした。
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ユドーフ(プロフ) - あんりさん» ひぇぇぇありがとうございます！！嬉しいです！！絵柄コロコロ変わる人間なので、今はまた違った感じなのですが、そう言っていただけると嬉しいです！！(イラストは基本、Twitterの方であげたりしています！) (2019年12月23日 21時) (
レス) id: 92bd9f5310 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - いやぁ神作品ですねぇ！！！イラストもどストライクの絵柄でした！！！ (2019年12月23日 19時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - うんちっちさん» 神だなんて畏れ多い...！ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年12月17日 20時) (レス) id: 839dbecfab (このIDを非表示/違反報告)
うんちっち - いやはや...神ですねぇヤバいですねぇ〜更新頑張ってくださいね！ (2019年12月17日 18時) (レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん！またコメント...ありがとうございます！嬉しすぎます！！今ちょっとリアルが多忙なので、もう少ししたら更新出来ると思います！頑張ります！！(えっ、えっ、ぽこにゃ んさん知ってます！！好きです！！！え、嬉しい！ありがとうございます！(煩い) ) (2019年12月5日 0時) (レス) id: 743532c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年9月22日 2時
