＊ ページ15
「怖がらせるようなことばかりでごめんね。俺のことは兄さんって呼んで」
唖然としていた私に、優しく微笑んで声をかけてくれた男性。兄さん…それは名前なのだろうか……まぁ、良いか。人間とはそういう所も違うんだろう。むしろ、皆さん聞いたことない名前ばかりで覚えやすい。
ん？でも待って……兄さんが名前だとしたら、さんを付けたら兄さんさん？いやいや、それはちょっと……うん、彼が兄さんと呼んでくれって言ったんだし、そうしよう。
それより今気になるのは、さっきのことだ。何故ゾムさんはいきなり飛んでいったのか…いや、違う。自分の意思では無かったようだし、何かにより飛ばされた、という表現の方が合っているだろう。
「あぁ、さっきのは俺がやったんだよ」
『え？』
「気になってるんやろ？顔に書いてあった」
…そんなに分かりやすいのだろうか。どうやら、私がそれについて考えているのが丸分かりだったようで、兄さんから言われてしまった。
……待って、今、俺がやったって？
『え？！兄さんがやったんですか？』
「うん。俺の種族はゴーストなんだ。さっきのは所謂ポルターガイストってやつ」
ゴーストってことは、幽霊？！あれがポルターガイストか……テレビなんかでは夏になるとよく心霊番組とかでやってたけど、初めて見た。
でも、私の中のゴーストのイメージと、目の前の彼はだいぶ違う。まず、透けてないし、脚はあるし…
またもそんな考えが顔に出てしまっていたのか、兄さんがすぐその疑問に答えてくれた。
「人間界のイメージとは違うかもやけど、正真正銘本物のゴーストだよ。俺は割と魔力が強い方やから、こうやって実体化出来るし、脚もちゃんと存在してる。浮いたりとかも出来るんやで」
そう言いながら目の前でふわりと浮かんだ兄さん。多分今私は、相当間抜けな顔をしているんだろう。驚きのあまり目を見開いて固まってしまったのだから。
「信じてくれたみたいやな」
「じゃあ次は俺ね〜」
微笑んで兄さんが頷くと、間髪入れずに次の人が寄ってきた。人数多いな……
次、と言って近寄ってきたのは、ロボロさんと同じように顔に紙を付けた着物の男性だった。違うのは、その紙に書いてある言葉が�狹鍬瓩任呂覆�、�狄性瓩任△襪箸いΔ海函�
「俺はしんぺい神。種族は…うーん、元神様って感じかな。証明は難しいなぁ…一応、怪我を治したりとか出来るよ」
私が考えている間も話を続けていく彼。ん？今何て？
『元神様？』
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ユドーフ(プロフ) - あんりさん» ひぇぇぇありがとうございます！！嬉しいです！！絵柄コロコロ変わる人間なので、今はまた違った感じなのですが、そう言っていただけると嬉しいです！！(イラストは基本、Twitterの方であげたりしています！) (2019年12月23日 21時) (
レス) id: 92bd9f5310 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - いやぁ神作品ですねぇ！！！イラストもどストライクの絵柄でした！！！ (2019年12月23日 19時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - うんちっちさん» 神だなんて畏れ多い...！ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年12月17日 20時) (レス) id: 839dbecfab (このIDを非表示/違反報告)
うんちっち - いやはや...神ですねぇヤバいですねぇ〜更新頑張ってくださいね！ (2019年12月17日 18時) (レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん！またコメント...ありがとうございます！嬉しすぎます！！今ちょっとリアルが多忙なので、もう少ししたら更新出来ると思います！頑張ります！！(えっ、えっ、ぽこにゃ んさん知ってます！！好きです！！！え、嬉しい！ありがとうございます！(煩い) ) (2019年12月5日 0時) (レス) id: 743532c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年9月22日 2時
