【黒子のバスケ】裏でやるのが怖いとこ【悪女主】

story 18 ページ19

始まったばかりだからだと思うけど


まだ生ぬるいんだ＿






先「空野さんにもう1度聞きますが、本当にやっていないんですね？」


私「はい、やってません。」


女「‥‥‥‥‥！！」





女「嘘つけ‥！お前ふざけんなよ！！」


茶髪は声を荒らげる


女「先生！その写真はこいつが昨日撮ったものなんです‥！サイトに載った写真はこいつのものなんです！」





先「本当なんですか、空野さん？」



女「‥‥‥‥。」



やめてよ


そんな、言ってやった


みたいな顔しないでよ




私「いえ、それは‥」



あなたがする顔は、そんなんじゃないよ






女「何言ってんの。」



金髪が口を開いた



女「だってその写真、昨日空野っちがLINEでみんなに送ってくれたじゃん。」



金髪は先生の方に視線を移す



女「せんせー、携帯出して良い？」



先「校内での携帯の使用は禁止ですよ。」



女「でも証拠見せられるよ？」



金髪は携帯を取り出すと、画面を先生に見せる



女「ねっ？」





そこに表示されたのは私とのトーク画面




先「確かに‥、昨日空野さんは写真を送っているようですね。」



女「そんな‥でも！」







女「私のには送ってない！空野の携帯見せなさいよ！あんたと私のトーク履歴にはそんなやりとりないんだから！！」







先「空野さん？」



私「ああ、まあ良いですけど。」





私はごそごそとポケットから携帯を取り出す





私「えーっと、どこだったかな。」



そんなイライラしないでよ



女「もういい貸して！」



茶髪は私から携帯を取り上げると、LINEを開き自分のトーク画面をタップする




女「ほら！空野は私に写真なんて送ってな‥‥！？」



ぴたりと茶髪は固まった



先「どうしました？」



茶髪の異変に気付き、先生が声をかけても返答がない






見せてよ



私に見せてよ



あなたの顔を






私「どうしたの。」




不思議でしょ、びっくりしてるんでしょ







女「な‥んで。」






そのトーク画面には、しっかりと私が茶髪に写真を送った履歴が残っていた

story 19→←story 17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す