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story 13 ページ14

授業が全て終わり、帰りのHRで先生は茶髪のことを口にした


1週間の自宅謹慎_


黒髪と金髪は少しつまらなそうな顔をした


ほかの女子も同様、1週間は何もできないのね、と退屈をあらわにする





私(さすがに退学にはならないと思ってたけど‥。)


停学処分になって自主退学してくれた方が、こちらとしてはありがたかった


まあ後からどうにでもなることだから良いか



桃「A、部活行こう。」


ただ心配なのは


桃「大ちゃんってばまた先に行っちゃったよ〜。」


無理して笑っているようにしか見えないさつき‥






体育館へ向かう途中


いつものようにさつきは明るく話す


もちろんそれは無理をして、なのだけれど




私「さつき。」


桃「ん〜、なに〜?」


さつきの笑顔が、今は作り物の笑顔になっている


無理なんてさせたくないの


重荷なんて背負わせたくないの





私「さつきの顔、好きじゃない。」


ピタリと立ち止まる


桃「えっ‥?」


私「何を隠してるの?私に言いたくないこと?」



ごめん


隠してるのは私の方なのにね






桃「きゅ、急にどうしたのA?」


私「無理して笑ってるようにしか見えないんだもん。」


桃「そんなことないよ〜、いつも通りだよ。」


私「うそ。」






私「親友なんだよ。そんなに信用ならない?」





わざと声を低くして、さつきをまっすぐ見つめた



桃「‥‥‥‥‥!」




これは青峰君から習ったもの


いつもより声のトーンを変えれば、けっこう迫力が違うんだよね




歩み寄り、私は自分の手をさつきの頭の上にのせた



私「さつきは何も心配しなくて良いの。」



昨日何気なく使った言葉を借りた、さつきを安心させるための術



私「不安がることもないし、怖がる必要もない。悪いことなんておきてない。」



そのまま撫でてあげると、さつきはくるりとした瞳で私を見た


桃「本当に‥?」





そして私は頷く





私「本当に。」






私は常に笑顔を偽造して







_美しい顔_を隠してく

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朱凜(プロフ) - とてもおもしろいです。続きが早く読みたいです。更新頑張ってください。応援してます (2017年5月4日 10時) (レス) id: 5d06c1f640 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの。(プロフ) - 続き楽しみです。更新待ってます。頑張って下さい。 (2017年3月11日 14時) (レス) id: 5b254ad5b2 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - なつかぜさん» 久しぶり!!あんまりコメントできなくてごめんなさい!やっぱりこの作品素敵!!これからも頑張ってね!!なっちゃん!! (2017年2月11日 13時) (レス) id: 1207641a4c (このIDを非表示/違反報告)
なつかぜ - ぺー猫さん» ありがとうございます!長らくお待たせしました (2017年1月31日 21時) (レス) id: 800fe8563b (このIDを非表示/違反報告)
なつかぜ - 氷留痲さん» 少しリアルに描いてみました(*´-`) (2017年1月31日 21時) (レス) id: 800fe8563b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつかぜ | 作成日時:2016年12月17日 13時

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