34話 ページ34
A「ドライバーさんがいなくなったセンターって、
とても静かですね。」
桐「……、ん。」
A「……。」
は、話が…弾まない……。
今センターには私と桐山さんの実質2人だけ。
桐山さん、全く目を合わせてくれないし、
話しかけてもほぼ短い返事ばかりで話がすぐに終わる。
元々、口数が少ないのは知ってたけど…。
逆にこのセンターに「シーン…。」という音が聞こえそうだ。
今度は…、YesNoで終わらない質問をっと。
A「土日って、平日と比べて忙しさどのくらいですか？」
桐「んー、平日よりかは落ち着いてる…かな。」
お、やっと話してくれた。
桐「けど…、今日は確か…。」
A「ん？確か？」
桐山さんは、そう言って入り口の方に目を向けた。
すると桐山さんは
一気に仕事モードの目つきに戻り、椅子から立ち上がった。
え？何事？
桐「来る。」
桐山さんがそう言った瞬間、入り口のドアが開いた。
入り口が開くと、集荷のお客様が入ってきた。しかも、たくさん。
…え？何事？？
けど、お客様の服装、荷物ですぐに状況を理解した。
客「あの、これら"グッズ"を送りたいんですけど。」
桐「発送ですね。箱はお求めですか？」
あっという間にできた列。
用件はほぼ同じ。
今日はどうやら…
ある有名アーティストのイベントがあるらしい。
このセンターからイベント会場まですごい近い。
そして、ここは年中無休営業。
いろいろとグッズを買ったファン達がグッズを送るべく、
このセンターにこぞってやってくるんだ。
桐山さんは、それを知ってこれから忙しくなるの予想してたんだね。
桐「100サイズの箱1つ、組み立てて。」
A「あ、はい！」
私も、足手まといにならないように、動き始めた。
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あきおーはま(プロフ) - おずさん» お読み頂きましてありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです。拙い作品ですが、更新頑張りますので、よろしくお願い致します。 (2019年10月10日 20時) (
レス) id: 78e54553dd (このIDを非表示/違反報告)
おず(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンきて癒されます！更新楽しみにしています。 (2019年10月10日 20時) (レス) id: bc6c17b8f8 (このIDを非表示/違反報告)
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