17話 ページ17
小「ええええ！？
桐山さんと、話したぁ！？」
A「ちょ、声大きいです！
正しく言うと、話しかけられた方が多かった…ですかね？
って、小瀧さん、リーダー壊れますよ？」
次の日、休んでた小瀧さんに昨日のことを話した。
小瀧さんがバーコードリーダーを落とすくらいだから、
相当勇敢なことをしたのだろう私は。
小「お、怒られた…とか？」
A「いや？
業務での指示とか、帰り際に労いの言葉もらっただけ…。」
小「いやいやいや！後者おかしい！！
俺、ここ入ってから1回もそんなこと言われたことないで！？」
A「おかしくはないでしょう。(笑)
小瀧さんの場合、タイミングがなかったのでは？
けど、おかげで桐山さんにも情があることがわかりましたね。」
小「まぁ、そうやけど…。」
そう言って小瀧さんは、いじいじしていた。
一足先に『桐山さんの生態』とやらの一部を私が掴んだからだろうね。(笑)
神「おはよーさん。
なんか、話盛り上がってるねぇ。」
そんな中、いつのまにか神山さんがシフトでやってきた。
神「照史くんのこと、少しはわかった？(笑)」
A「あー、聞こえちゃってましたか？
まだ謎がありますけど…、案外優しい方なのかなって。」
そう言うと、神山さんはなんだか嬉しそうな顔して、
神「せやで〜？ほんまはな、めっちゃええ人やねん。
仕事中はあんなやから、
仕事姿しか見てない人には想像付きにくいねんけど…。
まぁ、大目に見てやってや。」
まぁ、確かに退勤前のあの姿を見れたら…
なんとなくわかる気がする。
すると、小瀧さんがふとこんなことを、神山さんに聞いた。
小「桐山さんって、笑うんすか？」
神「人並みに笑うと思うで？ほんまは。
けど、俺も実はそんな見たことないんだよなぁ。」
え？神山さんも見たことないの？
じゃあ、あの時の微笑みに近い柔らかな顔は何だったんだろ？
もしかして、私しか知らない顔を見せてくれたの？
そう思ったら、昨日のあの時と同じような感覚がしたんだ。
胸が高鳴るような…。
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あきおーはま(プロフ) - おずさん» お読み頂きましてありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです。拙い作品ですが、更新頑張りますので、よろしくお願い致します。 (2019年10月10日 20時) (
レス) id: 78e54553dd (このIDを非表示/違反報告)
おず(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンきて癒されます！更新楽しみにしています。 (2019年10月10日 20時) (レス) id: bc6c17b8f8 (このIDを非表示/違反報告)
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