73（慎side） ページ24
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慎side
翔吾「お、来た来たー！おはよー！」
五人共各自、女将であるAの叔母さんに挨拶をして、旅館の前で待ち合わせ
Aと二人で部屋を出た後に叔母さんの居るロビーへ向かい、感謝を込めて挨拶を送ると
慎君、Aの事頼んだわよ、なんて言われてしまって、当の本人はキョトン顔だったけど…
「おはようございます！」
慎「おはようございます」
スマホを弄っていた手を止めて笑顔を見せた翔吾さんへと挨拶をするAは、いつも通りのしっかり者の彼女へと戻っていた
…昨日の女の顔のAからは想像出来ないな
今思い出すだけでも心臓持っていかれそうになるくらい、それくらい、俺の彼女は魅力的で
翔吾「なぁ…夜の方はどうやったん…？」
「へ、な、何を…」
翔吾「あ〜！まこっちゃんそんなに良かったん？隠さんでもええねんで…？」
肩を組んで顔を寄せ、耳元で囁く翔吾さんの目を見れずに顔を赤くするA
チラチラとこっちの様子を伺って助けを求める彼女に、どうしようもなく愛おしい気持ちが押し寄せる
慎「からかうのやめて下さい」
翔吾「ケチ〜」
その手を退けてさり気なく自分の方へと寄せると、俺より小さなAは、無意識にか服の裾をギュッと引っ張って背中へと隠れた
…何だよ、可愛すぎて堪んないじゃん
壱「おはよ」
慎「あ、おはようございます」
樹「おはよ〜」
「おはよう二人とも！」
こうして五人が揃って、最終日の今日は、『RMPG』へのお土産を買って、少し早めに新幹線へと乗り込んで帰る事になった
壱「あーあー、もう寝とる笑」
慎「ほんとだ笑 …あれ、樹さんも？珍しい」
壱「翔吾に舞妓さんの衣装着させられて練り歩かされてんよ笑 割と似合っとったけど」
慎「そうなんですか？笑 後で見せて下さい」
壱「おん、ええよ笑」
新幹線の中、五人が向かい合える席で、壱馬さんの隣の二席で、翔吾さんと樹さんは眠っていて
横にいるAも、ウトウト、と落ちる寸前
壱馬さんと話しながら頭を撫でて、コテン、と肩にもたれ掛からせると、安心したように眠りについた
壱「…ちゃんと伝えられたんやな」
慎「……はい」
窓の縁に肘をついて、頬杖をつきながら優しい顔でAを見つめる壱馬さん
慎「あの、壱馬さん、俺…」
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MAO - とても素敵なお話で、一気に読めました！ (2020年1月11日 22時) (
レス) id: 7e55f29c35 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 蘭さん» 楽しみでたまらないです！待ちきれません (2019年8月10日 16時) (レス) id: 772a3fabcd (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - ★さん» 物語が思い浮かんだら、再び慎君で書かせて頂こうと思っています！楽しみに待っていて下さったら嬉しいです(^^) (2019年7月19日 0時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
★ - また慎くんで書いてください！ (2019年7月15日 21時) (レス) id: b78fe88ec4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - shyboyz17mさん» 最後まで読んで下さり、こちらこそありがとうございます！すごく嬉しいです泣 (2019年3月25日 23時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭
| 作成日時：2018年9月10日 1時
