1話 付喪神 ページ2
暗い
何も見えない
真っ暗
てか暗すぎるわ！
エッ何これなんでこんなに暗いの？
、、、は？
ビックリしすぎると語彙力ってこんなに絶滅するもんなん？
“てかここどこぉ！”
ここに至るまで三十分前
私は多分だけど森の中の洞窟っぽい所で刀として存在していた
ある日スーツを着た奴らが私のいる洞窟に入ってきた
スーツ1「ほんとにこんなところに刀なんてあるんですか？」
スーツ2「あぁ、多分？絶対にある」
スーツ1「どっちなんですか！」
スーツ2「俺もよくわからないんだよ！」
という面白い二人組だった
その二人は私の前まできたら
突然1人がこちらに手を向けて何かを言ったと思ったら
スーツ2「あなたが此方の刀の付喪神様ですか？」
顕現されたのか私の目を見て話し出した
未設定ダス「見えてるの？近代は凄いわぁ」
スーツはスルースキルを使った
スーツ2「本題に入るのですが最近、あるもの達が歴史を変えようとしていて、それを止める手伝いをして頂きたいのです、その為には審神者という物に体を与える力のある者に刀の付喪神様の体を作ってもらいその敵を倒して貰いたくお迎えに来たのです」
それを聞いた未設定ダスは真剣に聞いていたけど
未設定ダス「へぇ、私の話は無視かいな、まぁいいや、私が洞窟に篭っている間そんなことがあったんだね？その埴輪って誰かの名前？職業？」
スーツ2「審神者です、それは職業名でしてそれに務めている方は多くおりますこの男もまた審神者です｣
と言ってスーツ1の方を指した
未設定ダス「誰か一人が私の主になるの？」
そう不思議なんだ、一柱の付喪神を多くの人が使えるはずがない
スーツ2「貴方様は政府で厳重に保存され貴方様の写しの写しを審神者様方にお送りするのです、まあ、クローンのようなものです」
未設定ダス「私は使われず、愛されずに政府っていう所に保管されるってこと？そんなの嫌だなぁ私は審神者っていう人間に使われてこそという考えだからねぇ要約すると私はこれからは退屈な刀生を送れって言われてるみたいだけど｣
空気が冷たくなって
私は怒っているのだろう久々に怒りをあらわにしたよ
いく
スーツ2「ここから政府に移るだけなのですが」
そこ言葉はカチンときた
未設定ダス「そんなことは無い！この森の動物達が来ていつも喋りかけてくれるこんな優しい所は無いさ」
霊力を無理やり奪い実体を持ち本体を持って洞窟から逃げた
霊力を少し取られるのは平気だったみたいで
私と同じ刀の付喪神を呼んでいた
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作者名：満月 | 作成日時：2018年1月3日 1時
