もう朝だよ【あほの坂田。】

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どのくらい経ったんだろう。そんなに経ってないのかもしれない。もうそんなの分からないぐらい私は混乱してた。




「 っはあはあ…坂田は！？ 」

「 っ、はあはあ…A！ 」

「 っ、何があったんですか！！ 」




そこへ来たのはさかたんの仲間であり友達のうらたくん、志麻くん、センラくんだった。




『 トラックがさかたんを…っ 』

『 私が、私のせいでっ… 』

「 A！！ 」

『 え…？ 』

「 お前のせいじゃないから 」




自分も辛いはずなのに、混乱してる私をなだめてくれるうらたくん。




『 ごめん、っ説明するよ… 』




目も鼻も喉もなにもかもひどいけど、一旦落ち着いて彼らにあったことを話す。

そこへやってきた警察の人に、飲酒運転が原因なんて聞いた時はほんとに行き場のない怒りが込み上げてきた。




『 ごめんね 』

「 だからお前は悪くないって 」

「 今は泣いとき？ 」

「 坂田が起きた時Aちゃんが元気じゃないと意味ないでしょ 」




うらたくん。志麻くん。センラくん。
ごめんね、みんなも仲間がこんな状態で辛いのに。私、今日は弱いままでも、甘えても、いいかな。
そしたら、明日から強くなってみんなのこと励ますから。明日は弱くなるの選手交代で。




『 また、明日 』




きっとさかたんも起きてくれるよね。

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