1 出会い ページ4
〜最果て ハージ村〜
ユノはAの肩を持ちながら、心配そうに運び
アスタもAの反対の肩を持ちながら荷物を持つ
アスタ 「あそこだ！早く行こう！」
ユノ 「おぉ」
そしてそのまま、小さいが、きちんとした教会にAは運ばれた
ドアの前でアスタが ﾄﾝﾄﾝ と扉を叩く
すると「おかえりー」と言う明るい優しい声がして扉が開く
ｶﾞﾁｬﾝ
A 「………………」
そこにはAの初めて見る黒い衣装に身を纏った女性
優しそうで気品な雰囲気が漂っている
シスター 「あら！傷だらけじゃないの！急いで中へ、」
そう言って優しく抱きかかえてくれそのままベッドへと運ばれた
こんなに優しく扱われたのは初めてだ
それに話しかけられたのも、笑顔で顔を向けられたのも
(…今までは、何か怖い顔しか見たことがなかった…)
Aの頭の中にあの敵軍の屈辱のような悲しい顔が思い浮かぶ
ー「…家族がいるんだ！」
『…わからない』
ー「お前もそんな小さな体じゃ！無理だろ！」
『…君の言うことがが何一つわからない』
『何で死にたくなかったのかな…』
目を細めると、シスターと言う女性が、優しい手で治療をしてくれた
しかし、それはいつもの治療ではなかった
包帯や絆創膏や湿布などではなく
シスター 「水回復魔法……」
A (…魔法？……何だろうそれは……)
しかもA驚いたのはこれからで、光を手から発したかと思えば
傷がどんどん癒えていく
いつも遅い治療がほんの数秒でできてしまっている
(……魔法はすごいな………)
それに関心をしていると、痛みが全て引いて、
シスターが話しかけてくれた
シスター 「あなたお名前は？」
優しく微笑む姿がとてもAの心に染み渡っていく
そしてAは全てを話した
自分は軍隊にいたこと。笑い方も家族もわからないこと。
ここがどこなのかも知らないと言うこと。
(…変に思うかな……)
けれどAの考えとは全く違い
ｷﾞｭｯ
シスターはAを抱きしめた。ボサボサの髪も、赤黒い血がついた服も
それに同様が隠せないAは目を見開きながらシスターに目を向ける
するとシスターは口を開いた
シスター 「辛かったわね…でももう大丈夫
私たちが家族を教えてあげるわ」
その言葉がストンと心に落ちる
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緋凰 - はじめまして!ヴァイオレット・エヴァガーデン!!!とってもいい話ですよね!!ブラッククローバーとの絡みすごく引き込まれます!これから夢主さんはどうなっていくのでしょうか?ギルベルト少佐に会えるのでしょうか?続きとっても楽しみにしています!更新頑張ってください!! (2020年10月24日 0時) (
レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
HIKARU(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年9月22日 15時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
ミノル - 面白いですっ！！今後も楽しみにしています！ 銀翼との絡みを入れて欲しいですー！ (2020年9月1日 14時) (レス) id: 6c7edba7fd (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ。ノゼルもでてきていいね。 (2020年9月1日 12時) (レス) id: 69e1ca2605 (このIDを非表示/違反報告)
アキノ - 表現が上手くて凄いです！更新頑張ってください！ (2020年8月31日 1時) (レス) id: 3413745361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルク | 作成日時：2020年8月30日 20時
