最後の生き残りゲーム ページ33
前田「次は多分、「ま」から始まるものですね…」
ふと前田君が呟いた。
不思議に思う私達に、前田君は続けて話す。
前田「まだ分からないんですか？これまでのゲームは…だるま、まねきねこ、こけし、シロクマ…」ゴゴゴゴ…
その時、目の前の城門が揺れだした。
城門はゆっくり上へと上がっていく。
前田「ま…からくるもの……例えば」
ガコンッ
門は完全に開き、奥にいるなにかが目についた。
そこにいたのは、
前田「……マトリョーシカ」
マ「皆さん！よくここまでたどり着きました！この最後のステージでゲームは終わりです！」
可愛らしい声で話すマトリョーシカ。
今までの奴らとは少し違う。
マ「君達にやってもらうゲームは、これです！」
その瞬間、吊るされていたくす玉のようなものから字の書かれた紙が落ちてきた。
ー楽しく缶蹴りしたならおわりー
マ「ルールを説明します！まず、鬼はくじ引きで決めます！ゲーム開始後、鬼は城門の上に置かれたカンを取りに行き、この丸の中にセットします！」
マ2「逃げる側は、鬼がカンを取りに行ってる間に逃げる、もしくは隠れます！」
マ「鬼は捕まえる時、相手の顔をしっかりと見て名前を呼び、カンを踏むこと！」
マ2「しかし、捕まった捕虜を助けることもできます！ですが捕虜を助けようとカンを蹴った場合、爆破する仕掛けになってます！」
『…っ！！』
マトリョーシカの言葉に息を飲み込んだ。
つまり簡単に言うと、
仲間を助けたければ命を捨てろ…
マ「それではくじ引きをします！」
そう言って中からひもを取り出す。
それぞれ一人一本、白いひもを引いていった。
鬼の場合は赤…
わたしは…
『……白…だ』
いちか「Aも白…！よかった…！一緒！」
よく見ると高畑君も白。
じゃあ、鬼は…？
ふと、天谷のことが気になった。
チラリと横目で天谷をみる。
『……ぁ…』
その時、横目で天谷の引いたひもが目に入った。
天谷はそのひもをじっと見つめ、ニヤリと口元を上げる。
天谷「俺が……鬼だ♪」
天谷の引いたひもは……赤。
高畑「…まじかよ」
不気味に笑う天谷を高畑君は見つめる。
マ「時間は夕日が沈むまで！それではゲーム……
スタート！」
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百鬼夜行破壊 - マジで最高！書いてくださりありがとうございます！ (2020年6月6日 5時) (
レス) id: 05b29fdc85 (このIDを非表示/違反報告)
冷凍みかん(プロフ) - すっごく面白かったです!!続編っていうか、、神さまの言うとおり弐も見たいです…!! (2019年3月30日 22時) (レス) id: 8acbcb59d3 (このIDを非表示/違反報告)
三葉 - ラミさん» ありがとうございます！自分でもまた書きたいのですが…泣(本編がでないから短編とかやってみたいなぁなんても思ったりして…f^_^;)) (2015年7月24日 22時) (レス) id: 7d9f1dee17 (このIDを非表示/違反報告)
ラミ - 天谷くんかっこいい!!!すごくおもしろかったです！次回作楽しみにしています。 (2015年7月22日 23時) (レス) id: 2884d33193 (このIDを非表示/違反報告)
姫香(プロフ) - あら〜＾ (2015年7月2日 19時) (携帯から) (レス) id: e11717b2be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三葉 | 作成日時：2014年12月19日 22時
