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第294話…小話2 ページ44

A視点













アレン「ここにいる意味も無くなったし…行きますか!」
A「そうだね…」




私と兄さんは手を繋ぎ歩き出す




A「そういえばお父さんとお母さんは?」
アレン「父さんの方は《デープ・スリープ》から解放されてからも整合騎士として働いてたんだけど…記憶の処理が追いつかずにそのまま安らかに死んだよ。母さんは父さんがこっちに来た時先に行った」




じゃあやっぱりクロノ殿が私の…




そう思うと少し嬉しい気持ちになった




アレン「っと言っても俺が無理やり行かせたんだけどね」
A「兄さんって意外と強引よね」




そこら辺がユウと似てるかも




A「ねぇ、兄さんはさっき次の輪廻に向かうって言ってたじゃない?」
アレン「あぁ」
A「それって次の人生があるってことよね?」





兄さんは首を傾げながら『あぁ』っと肯定する





A「じゃあ…私はまた兄さんの妹になりたいなぁ…」
アレン「っ!!」
A「それがダメならお姉ちゃんでもいいよ!」





兄さんは足を止め私の顔を直視する





A「双子でも歳が離れててもなんでもいい…私はまた兄さんと一緒にいられる人生がいいな」
アレン「…………あぁ…俺もだ」




そういって私たちはまた歩き出す





A「兄妹になれるかな?」
アレン「なれるさ…きっと……今度はずっと一緒だ」





兄さんは笑顔でそういう。私もつられて笑顔になった。




その時………




霧「ギューーーーッ!!!」
A「霧雨!!」




空から飛んできた霧雨が私たちの前で降り立つ





霧「グルル!!」
A「あれ?その腕のリボン……グリムの…」




私は霧雨を見つめニコッと笑い頭を撫でる





A「そうね…今度は3人で一緒がいいわね」
霧「グルル♪」





私は霧雨の背中に乗ると兄さんに手を差し伸べる





A「こっちの方が早いし楽しいよ!行こう兄さん!!」
アレン「あぁ!」





兄さんは私の手を取り霧雨に乗る




そのあと私たちは空高く舞い上がりその記憶を最後に世界が暗くなった








______




___オギャー!オギャー!___







___おめでとうございます!元気な男の子と可愛い女の子ですよ!___









ずっと…ずーーーっと!一緒だよ………



.

終わり ログインすれば
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作者名:氷の妖精姫♪ | 作成日時:2022年4月6日 16時

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