うちは家4 ページ41
「ねーちゃん！ちゅーにん、おめでとうだってばよ！」
ナルトの声と共にパンパン！とクラッカーが鳴った
「へ？」
蔵から戻ってきたAは目を丸くさせた
うちは家の当主、フガクが戻ったために早速古書を見せてもらえることになり、あまりにも遅くなったので急いで帰るために居間に来れば、沢山の料理とワンホールのケーキがあった
「おめでとう、Aちゃん、まさか中忍になっていたなんてな」
イタチが笑顔で言い、サスケとナルトが正面に立ち、2人とも花束をくれた
「おめでとうだってばよ！ねーちゃん」
「おめでとう、ございます・・・」
笑顔なナルトに、照れながら言うサスケ
「っーーー！ありがとう！！！」
思わず2人を抱きしめてしまう
可愛いっ！
あーもうほんと好きっ！
「おめでとう、Aちゃん、沢山食べて、目指せ上忍ね！」
「ミコトさん・・・」
あんな話をしたのに、優しい笑顔でそう言ってくれた
「お父さん、連れ出してくれてありがとうございます」
「いや、俺も知りたかったからな」
「え！？わざとだったんですか？！」
「少ない資料だと思っていたんだが、こんなに長くできるとは思わなんだ・・」
「な、なんかすみません」
「いいんだよ、倉庫も整理しないととは思っていたからな」
そういうフガクに再度お礼を言い、ナルトに連れられ、ナルトとサスケを挟んで席に着いた
「さ！食べて食べて！」
「いっただっきまーす！」
「い、いただきます」
ミコトの料理は久しぶりの母の味の感覚だった
「美味しい」
「ほんと！？良かったー」
「ねーちゃん！ねーちゃん見てて！」
「・・あれ？ナルト、お箸・・」
練習用のお箸では無いのにちゃんと持てている？
「ふふん！これも練習したってばよ！」
得意げに笑うナルトに、涙腺が緩む
1人で必死に練習したのだろう
あの広い部屋で、10日程の間・・・
「・・・そっか、よく、頑張ったね、ナルト」
「！？ね、ねーちゃん泣いてんの！？」
「だって、私が怪我なんかしなきゃもっと早く見てあげられたのに・・・」
「ねーちゃんがほぼ1人で敵倒したんだろ！？そんなの無理に決まってるってばよ！」
「・・・私そんなこと言った？」
「ヤキタセンセーが言ってたってば」
「余計なことを・・」
「そうだ！サスケ！よーぉくきけ！俺のねーちゃんってば！」
「ちょ！ナルト！？」
ナルトは制止も聞かず、先生から聞いた事を余すことなく伝えれくれやがりましたよ・・
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作者名：ココロ | 作成日時：2022年7月19日 9時
