家族2 ページ4
モジモジするナルトはなんだか恥ずかしそうだ
「どうかした？」
「え？あ、えっと、その」
「硬いのあった？」
「ち、違うってば！」
んー？
もしかして
「ねーちゃんって呼んだの恥ずかしかった？」
「！」
可愛いかよ
「・・・んふふ、私、ナルトのお姉ちゃんになりたいな」
一応言っとくが断じてショタコンではないぞ、うん
ナルトは可愛いんだ
「！い、いいの？！」
ほらこの笑顔、可愛い
「私はナルトみたいな真っ直ぐな弟は好きだよ」
「！ふ、ふへ、ふへへ、俺も優しくてキレーなねーちゃんのこと好きだってばよ！」
「ふふ、おませさんだなぁ」
優しくてキレーって、ナルトはほんといい子すぎるなぁ
「ありがとう、ナルト」
「？」
「ふふ、ご飯、冷めちゃうよ？アカデミーの時間、大丈夫？」
「9時からだから大丈夫だってばよ！」
「そうだったね・・、私今日任務あるけど早く帰れるだろうから一緒に帰ろうか、晩御飯、何がいいか決めておいてね？」
「にんむ・・？ねーちゃん忍びだってば！？」
「うん、そうだよ、今年からね」
ナルトは顔をキラキラさせて嬉しそうな表情だ
「ふへへ、姉弟で忍びだってばよ！」
可愛いがすぎるっ！
「・・・お姉ちゃん頑張るね」
「うん！頑張るってばよ！」
頑張れるよ、ちょー頑張れるよ
「「ご馳走様でした！」」
食器を重ねるとナルトも見様見真似で重ねる
いい子過ぎでは？
「ナルトもお片付けしてくれるの？」
「するってばよ！」
「ありがとう」
「にひひ」
頭を撫でれば嬉しそうに笑う。
「ナルト、今日お箸も買いに行こうか」
「？お箸あるってば？」
これオレンジでかっこいいってばよ！
掲げるお箸に、そうだね、と笑う
「でも、お箸グーで持ってたでしょ、きちんと使えるようになったらかっこいいと思うよ？」
「！使えるようになるってばよ！」
「じゃあ練習のお箸買って、早くかっこいいお箸使おう」
「うん！」
洗い物を拭いてもらい、棚に戻す。
お手伝い、というものも楽しそうだ。
「アカデミー行ってくるってば！」
「うん、ちゃんと先生の話聞くんだよ？」
「へへ、うん！行ってきます！ねーちゃん！」
「行ってらっしゃい、ナルト」
嬉しそうに走っていくナルトを見送ってドアを閉め、ベランダに出る
「おはようございます、ご飯、食べます？」
屋根の上から出てきたのは暗部の一人
そして将来、ナルトにとって大事な先生になる
「・・君、何者？」
はたけカカシだ
「下忍の月守Aですよ」
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作者名：ココロ | 作成日時：2022年7月19日 9時
