第7班を支えたい！ (ページ25)

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初めての４ページ25

「A・・その・・・目・・・」
そう言って殺気に見舞われていた彼は再度意識を飛ばした
無事なナグリを見て安堵し、男がどさりと地面に落ちたのを見た

変な感覚だ
冴えわたる感覚は体中のチャクラもさることながら、ヤキタや男たちのチャクラも分かる

ゆっくりと立つ男が恨めしそうにこちらを見ていた

「お・・・まえ・・そのちか」
「もう黙ってな」
「ぐはぁ！！」

頭に蹴りを入れ、脳震盪を起こさせ気絶した

(次・・先生・・傀儡が多すぎるな)

ヤキタの方を見ると、明らかに傀儡のせいで本体に近ずけていない

だが、ビラクと呼ばれた男はヤキタにばかり目が行っている
いくら仲間と言えどそこまでの思いは無いのだろう

なら

大きく周り、ビラクの背後に回る

「！」
「らぁぁあ！！」

ドゴッ！と言う音と共に頭に拳が振るわれた

「っ！この・・あまぁ！！」

(くそ、甘かった！)

もう一度、と思い立とうとするが目の前が歪み、寒くなる

(血を流しすぎたっ)

先程背中に負った傷からは絶え間ない血が流れている
いくらなんでも貧血にはなっていたのだ

「よくやった！はあっ！」
「ぐべっ！！」

ヤキタの攻撃はモロに入ったようで、ビラクは倒れた

「A！お前すげ！？おい！大丈夫か！」

ヤキタに寄りかかるようにAは倒れた
「おまっ！こんな傷でっ！無茶しやがって！」

ヤキタに抱えられる

「な・・ぐり・・は」
「喋んじゃねぇ！ナグリは・・大丈夫そうだ！よく頑張った！」
「そ・・か・・」

睡魔が一気に襲い、周囲の音が消えていく

守れた

守れた

《私は・・いつか2人が・・・》

そう・・私は・・守らないといけない・・

《だから、父上、どうか・・どうか》

見守って・・・

「うっ・・」
「大丈夫かナグリ！」
「！Aは！？」
「出血がヤバいが、大丈夫だ、急いで砂に」

「せんせーーー！ナグリーーー！Aーー！！」
「！カラモ！」

目をやると、砂に応援を呼びに行ったカラモが数人を連れていた

「先生！っ！？A！？」
「カラモ、いいとこに来た、俺は急いで砂の病院に行く、お前はナグリと一緒に歩いてこい、お前らも、よくやった」

ヤキタはそういうが2人の顔は暗かった

「ほら！お前らが元気じゃないとAに茶化されるぞ！ほんとに、よくやったんだよお前ら・・」

「っー、ゔん・・」
「っ・・」

悔しそうに泣く2人の頭を撫でる

こうしてヤキタ第7班の初めての戦闘が幕を閉じた