初めての２ ページ23
技の猛攻が砂を巻き上げる
A達はまだ砂漠での戦闘に慣れておらず、足を取られるが、必死に、攻撃を続ける
だが相手は余裕層に避けるばかりで、大したダメージにはなっていない
「チームワークは結構いいんじゃないか？下忍にしては体術もいいやつもいるが」
「ぐぁ！」
「ナグリ！」
ナグリが吹っ飛ばされて、岩に激突し、気を失った
「下忍だなあ」
チラリとヤキタ達のほうを見た
「んービラクがだいぶ押されてんなぁ・・そろそろ」
「グアッ！」
「カラモ！っく！」
カラモも吹っ飛ばされ、立ち上がるのがやっとだった
「飽きてきたんだよなあ・・なぁ？嬢ちゃんもそうだろ？」
「・・・」
「嬢ちゃん、ほんとはもっとできるだろ？」
「まぁ、ね」
「チームワークの為に合わせるたぁ中々できねえことだが、それが命取りになることもあんだぜ？」
「・・・だって、あなた殺す気ないでしょ」
「・・・さぁ」
「ナグリ達を飛ばしたの、その鎌だったのに・・・峰内にして・・」
「・・・子供を殺すのは趣味じゃねぇ」
「勿体ない・・・」
「うるせえよ・・ま、でも、そういうんなら・・・本気で行こうか」
「・・・カラモ！あんたは砂に行って応援呼んできて！」
その言葉に固まったのはヤキタの方だった
「A！お前何言って」
「よそ見・・・」
「くっ！」
「カラモ！早く！あんたの足！信じてんだかんね！」
そう笑うと、カラモは顔をゆがませ、走った
「っ！く・・そう！！」
「さて・・やろう・・」
「・・・・それでいいんだな」
「ええ」
「あいつ以外が死んで、あいつがどういう道を歩んでも、いいんだな」
「・・・・あんたもしかして・・」
「・・・・いくぞ」
ざ・・・と砂の音が鳴る
ザッと二つ音が鳴り、キンッキンッと絶え間なく音が鳴る
「はっは！やはりついてこれるか！」
「っつ！必死なんだけど？」
「ふっ、水遁・水城壁！」
「雷遁・雷球！」
雷球はそのまま水城壁とまざり、男を感電させる
「チッ！雷遁使いか」
「土遁・土流壁！」
「なッ！ぐあ！！」
土流に流され、男が埋まる
「はぁはぁ・・・ねえ！まだ気絶なんてしてないでしょ、出てきなさいよ」
その言葉に答えるように、土の中から腕が出て、体を出す
「やるじゃねぇの・・」
ペッと血を吐く
「ありがと」
ニヤリと笑って顔に着いた土をぬぐった
そんな中、目を覚ましたナグリがA達の攻防を見ていた
「・・・なんだ・・あれ・・」
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作者名：ココロ | 作成日時：2022年7月19日 9時
