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ユンギとジミン【友情編】 ページ36

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『だぁぁぁぁーーーーー!!!クソッ!』








「ヒョン、弱すぎです。手加減しましょうか?」









『お前、そんなに早く天に召されたいか』









雨の中事務所の大型テレビでサッカーゲームを
行うユンギとジミン
今日でこれが、三回目。ボロボロに負けたユンギ









「僕パス回してただけですけどユンギヒョン…笑」









『……チッ。うるせぇ、馬鹿野郎』









パス回ししかしていないジミンと奪ったはいいものの
自分のゴールへシュートを打ち二回オウンゴールしたユンギ









『おい、そんなお前に俺からいいゲーム教えてやるよ』









そう言って、やってきたのは事務所の地下にある
射撃場。









「ヒョン、卑怯です。こんなの勝ってこないです」







『あ?できるよな?ジミナ』









これでも、一応ユンギ裏社会の射撃大会で
五年連続1位に輝く腕前
そんな右腕のジミンは五年連続二位









有無を言わせぬユンギの圧に頷くしかないジミンは
しぶしぶセットしてあるヘッドホンを耳につけ
手に銃を握る









大きな音を三回鳴り響かせたのはユンギで、
的を見るとど真ん中に食い込む三つの銃弾







「負けず嫌いも、程々にしてくださいよ…」








なんて言いながら、さっきのゲーム勝たせれば
よかったと後悔をするジミン
これまたジミンの腕前も良く、ユンギと変わらず
ど真ん中に銃弾の跡が残る









『まあ、俺の方が上だな。まだまだだ』









「これでは、さすがに勝てないです」









勝ち誇った顔でユンギはジミンの肩を抱くと









『今日の賭けは俺の勝ちだ。』









「……チッ。はぁ、仕方ないっすね。」









そう、この日の賭けはAを賭けての勝負
この勝負に白星を上げたユンギは颯爽と車に乗り込み
Aの待つであろう遊郭へ車を走らせた









「ヒョンのやつめぇーーー!!!!」









ピコン









ユンギ【机引き出し鍵金。楽しめ】









こんな解読の難しいメッセージもジミンには
どうってことなく迷わず鍵を開けると大量のお金と紙









"今度Aと遊びに行け"









まるでこうなるか分かっていたようなユンギの
この仕掛け。









「ヒョン…、一枚も二枚も上手だな〜」









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作者名:ぽち | 作成日時:2018年7月11日 19時

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