テヒョンとのある一日【番外編】 ページ31
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「わぁ♡♡凄いテヒョンさん!!」
暫く見なかったテヒョンさんはいつの間にか
とても男らしくなっていて胸の鼓動が止まらない
『今日最終日だったから、来れてよかった』
今日は、遊郭町一帯で行われる一大イベントである
お祭りがある日。最終日の今日テヒョンさんから
お誘いがあってこれたお祭りは華やかで楽しい時間を過ごす
『いちご飴かりんご飴どっちがいい?』
「ん〜、迷うなぁ……いちご…かな??」
『俺はりんご飴が良かったから、はい、どうぞ』
そんな分かりきった優しさもテヒョンさんらしくて
すごく愛おしくなる
ふたりで歩きながらりんご飴といちご飴を食べる私たち
『あ、ここいいんじゃない?』
神社の石段を軽く手で払うと隣へ誘導させられ
自然にピッタリとくっついて座る
「美味しいですね。」
『食べる?りんご飴。美味しいよ?』
その言葉に甘えてりんご飴を一口かじると広がる
甘い匂いと、少しの酸味がまた美味しさをひきたてる
「…私のいちご飴も食べる?」
『うん、頂戴。』
目の前に差し出しても一向に口を開かない
テヒョンさん。
「…テヒョンさん??」
『こうやって______食べさせて?』
テヒョンさんは、自身のりんご飴を一口かじって
私にキスをする。そして、唇のあいだを舌で割って
口の中に優しく押し込まれたりんご飴
名残惜しそうに離れた唇は真っ赤な着色料がついている
早く、と急かすテヒョンさんに従っていちご飴を
口に含みそのままテヒョンさんの頬を包んでキスをする
それと同時に後頭部に回された手にドキドキしながら
舌で唇を割ると柔らかい舌があっという間にいちご飴を
移動させる
「ん………テ…ヒョン……ッ」
噛み砕いたいちご飴を食べたテヒョンさんは
間髪入れずに舌を吸い取ったり口腔を刺激する
噛み付くようなキスを繰り返しやっと離れた唇には
銀の糸が引いている
真面目な顔で私の頬を包み込むテヒョンさん
『……A、結婚しよう』
その言葉に続いて綺麗な花火が打ち上がり
影を作った二人の影は吸い込まれるかのように
どちらからともなく唇を重ね合わせる
「……はいッ…………よろしくお願いします」
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作者名:ぽち | 作成日時:2018年7月11日 19時