愛を知らず、溺れる II (ページ24)

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沢山の涙と君の想いページ24

_____ テヒョン

ジミンから教えて貰ったGPSを辿って皆で辿り着いた
この場所。薄くらい倉庫が幾つもあって

グク『あ……あれじゃないですか？』

そうグクが指さした先には不自然に開かれたままの
倉庫の扉があった。

駆け寄って、その扉から中へ入ろうとした時に
ジミンの叫び声と共に聞こえた銃声

時が止まったかのように思えてすぐ様中へ入ると

ジン『……A？』

すぐに声を上げたのはジニヒョンで俺は何も言葉が
出てこない。

目の前で頭から血を流して倒れているAと
足から血を流して倒れ込んでいるミンユンギ、

その先には、ドンへ先生とジミンが立ち尽くしている

グク『……ヒョン…ッテヒョニヒョン……っ！！！』

テヒ『あ………、、、A、A、A』

名前を呼んで抱き抱えてもぐったりとしているだけで
彼女は何も反応を見せない

グク『お、おい……A………起きろよ…なぁ…起きろってばッ！！！！』

そんな悲痛なグガの叫び声にもピクリとも反応しない

ジミン『Aちゃん……ッ』

グク『どういうことだ…よ！！おいッ！！！』

駆け寄ってきたジミンの胸ぐらを掴んで叫ぶグク
それに反抗することもなくただポツリポツリと話し出した

彼女の提案した取引は、ミンユンギとの時間が欲しい事
そしてその代わりに自ら命を絶つこと

だけど、ドンへ先生はミンユンギと彼女の両方を
殺すと知ったジミンはミンユンギの足を狙い
殺されるのを防いだ

だけど、彼女を止めることは出来なかった。

テヒ『ジミナ…足にナイフが……っ』

ジミン『Aちゃんのとこに行こうとしたら

ドンへヒョンに…やられた。』

ふと後ろを見てみると立ち尽くしたままでいるホソク

ジン『……ホソク。』

ホソク『……許さねぇ。』

そう言って彼女の手から奪ったモノの引き金を
引いたホビヒョンは奥で座り込んでいるドンへ先生へ

向ける

ホソク『……クソッ！！！Aを返せ…返せよ…ッ！！！！！』

叫び声や泣き声と共にサイレンの音が聞こえた

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