水を操りし女鬼と新選組 (ページ1)

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1話ページ1

A「お母さん！お父さん！逃げないと！はやく！」
母「いいえ、お前だけ逃げなさい。A」
A「なんで⁉私、お母さんたちをおいてなんていけないよ！」
父「行くんだ！A！」
A「いっやぁ‼ごめっ…さい…絶対生きるからっぁうぅ…」
この時5歳のわたしは無我夢中で走っていた…
そしてその時誓ったんだ。
__人間だけは信じない__

回想終了

わたしはこの事件の後いろいろな〝人間〟に引き取られた。最初はみんな可愛がってくれた。
でも…隠していた〝正体〟がバレると…

人間は化け物といってわたしを追い出すんだ。時には金儲けの道具として使おうとして来る奴もいる。今回だってそうだ。
私が皿をわってしまった時に深く傷がついたのに1日で完璧に治ったことに興味を持ち、わたしが鬼だということをバラすと化け物だ、でていけ、気味が悪い。

こんなことはもう聞き飽きた。しかし…どうしよう。
今日はもうすっかり暗い夜だ。島原…はつまんないし。でも野宿よりましか。

？「なんだてめぇら！喧嘩売ってんのk…ぎゃぁぁぁあ！！！」ザシュ
？2「血ぃ、血をくれぇ」

え←うそだ…よね？なんでここにラセツがいる…の？

ふ、ふぅ。とりあえず落ち着けA。
ラセツは処分しといた方が良さそうね。

わたしはもっていた水色の枝の刀に手をかざした。すると刀はキラキラと光だし、Aの手へと収まった。

A「水神様、お母様、お父様。わたしに力をお与えください。〝臨〟〝兵〟〝闘〟〝者〟〝皆〟〝陣〟〝裂〟〝在〟〝前〟」

Aはラセツに向かって九字を切った。すると刀に光がともり、その光はラセツを覆い尽くした。

ラセツ「うがぁ…あぅあー！」

そしてまもなく、ラセツは倒れピクリともしなくなった。

？「これ、君がやったの？」