コード・ブルー緊急救命～Ivy～ (ページ13)

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藤川side ーinナースステーションー

冴島「ねえ、今日何時ごろ上がれる？」

不意にはるかが、そんなことを聞いてきた。

藤川「あ、そっちは日勤か、俺はまた朝までコースかな？ん？なんかあった？」

はるかが、そんなこと聞くなんて珍しいなと思って何かあったのかと聞くと、言いにくそうな顔をした。

冴島「うん・・・ちょっと話が」

緋山「ねぇ、ちょっと、聞いてんの？」

すると、緋山が怒っているというか、白石に泊めて欲しくて縋っているというかなんというか...。まあ、うるさい。

また始まったよと、苦笑いしながら、はるかの方を向いたらもういなかった。

白石「何度も同じ事言わないで
　 1日2日泊めるだけならまだ我慢できるけど
　ひと月とか絶対無理だから！」

緋山「その違い、全然わかんないんだけど」

白石「緋山先生にはわかんないよ」

紫水｢だから、耕作居るけど泊めてあげるって言ってるじゃない｣

緋山｢だから、藍沢居るから遠慮しとくってば｣

緋山「ところで、藍沢の方は？聞いたの？」

白石「断られた。藍沢先生はトロント大のレジデントだって」

紫水｢白石、それほんと!?｣

白石｢紫水先生、もしかして聞いてないの？｣

紫水｢うん。というか、悩んでたのかな。家でもずっと上の空だったのよ
まあ今日、耕作も日勤だから、家に帰って話しようと思う。｣

緋山「大事な事彼女に教えないで、悩むって、藍沢ってホント自分のことばっか」

紫水「・・・こっちはこっちでやろう
　私と白石でフェロー鍛えて戦力にするから」

緋山「紫水も変わんないね
　一人で背負わない方がいいよ
　 ICU見てくるわ」