【銀魂】ドS馬鹿野郎に惚れた結果【沖田総悟】

人間って弱みを握られるとかなり弱くなっちゃう ページ30

「様子がおかしい、だァ？」



片方の眉を上げながら、『なんだそりゃ』とでも言いたそうな顔で私を見つめる土方さん



「そりゃどういう意味だ、A」



そう不機嫌そうに聞かれると、少し怯んでしまうのが現実。



とっさに目を逸らしながら「えーっと･･」唸る



と、



「確かに、Aの言う通りでさァ」



総悟が、口を開く





「なんてったって、Aのことむちゃくちゃ気になってるみたいですしねェ。
前だって、Aが出掛けたら何処行ったかって聞いてたですし？」



「んなっ」



え、そうなの？



土方さん、私のこと気にしてるの？



だとしたら、なんで････



土方さんを見てみると、黙ったまま総悟を睨んでいた



「･･･総悟、それ以上無駄なことは言うな」



「アレですよね、土方さん、Aが誰かに取られたら困るからですよねィ？」



「総悟」



「そりゃ当たり前ですよねぇ、なんてったって、土方さんはAが＿＿＿＿」



「それ以上言うな！！」



「っ！土方さん！！」



総悟の胸ぐらを掴んでつっかかる土方
さんを止めようと叫ぶ



この人が怒っている理由は分からないが、どうやら総悟は土方さんの弱み？を握ってるらしい




総悟とはというと、涼しげな顔で、土方さんを見下してるように嘲笑いながら見つめているだけだった








「･･どうしたんですか、土方さん、顔が鬼のようですぜ」



「てめぇっ･･･」



「そんなにバレちゃ嫌ですかァ？“本人”が此処にいるから？」



「ちょっと総悟！よく分かんないけど喧嘩はやめ＿＿＿＿」「いっそのことAが好きだって、言えば良いんじゃないですかィ？」

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