真一郎君のお墓へ ページ36
あの後病院でタケミっちと別れたあと、オレは花を持ってある場所に向かった。
『今回はちゃんとお花持ってきましたよ、真一郎君。』
オレは祭りの日にお花を持っていけなかったため、今日近況報告のためにやってきた。
『真一郎君、ドラケン刺されたんスよ。キヨマサってやつに。オレは、何も出来なかった。マイキーも泣かせてしまいました。真一郎君との約束守れなかった。ほんとにごめんなさい。』
オレは真一郎君と約束をしていた。
俺がまだ幼かった頃
『真一郎君!!オレね、万次郎も、圭介も、エマもみんな守れる強い人になるんだ!だから真一郎君もオレが守ってあげる!(ニカッ)』
真一郎君は、そんな幼いオレの話をちゃんと聞いてくれて、
真「そうか!じゃあオレに何かあった時はアイツらを頼むぞ!」
『うん!任せてよ!』
そんな会話を思い出した。
『真一郎君…。オレ、マイキーもドラケンもみんながいなくなったら何も出来ない。真一郎君戻ってきてよ…。また一緒にバイク乗ろうよ…。』
オレは久しぶりに泣いてしまった。
真一郎君の前だと何もかも忘れて素になれる。
祭りの日以来久しぶりに泣いた。
オレは涙を拭って、
『真一郎君!オレは最後までアイツらを守るよ。どんなに自分が犠牲になろうと、真一郎君の大切なもの、大切な仲間は絶対守ってみせるよ!だから、見ててね。』
オレは花を供え、お参りをしてバイクに向かって歩いた。
『(オレはアイツらを守る。身をていして守る。)』
オレは心の中でそう誓った。
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琥珀(プロフ) - ニャオさん» ありがとうごさいます!!すごく嬉しいです!毎日夜になりますが更新しているのでこれからも楽しんでいただけるような作品を作っていきます! (2021年10月12日 17時) (レス) id: 0ea306725b (このIDを非表示/違反報告)
ニャオ - 続き楽しみに待ってます!面白かったです! (2021年10月12日 17時) (レス) @page28 id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2021年9月25日 20時