第12話 ページ14
夕暮れの教室、耳まで真っ赤なコネシマがこちらを見ている。
いきなり呼び出されたかと思えば、もしかしてこの雰囲気って……と、期待してしまう私がいた。
「あの、俺、Aサンのこと……」
『う、うんっ……』
もじもじ。
いつも明るくてうるさいコネシマの、まるで女の子みたいに真っ赤な頬が可愛い。
「好きで………
好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで仕方なくって……」
『………え』
……コネシマの瞳がおかしい。
どうして今まで気がつかなかったんだろう。
明らかに濁った水色の目がこちらを見ていた。
「あ、あの、俺、ナイフ好きなんやけど……」
何も言わない私に焦ったのか、唐突にそう言って、制服のどこからか綺麗に輝くナイフを取り出すコネシマ。
急すぎて体が動かなかった。
「これを、こうやって…っ………ここにっ、刺したら、ほら、綺麗」
ドシュッと嫌な音がして、銀の持ち手のナイフをコネシマが自身に突き刺す。
血濡れたそれを抜き出すと、やがて溢れ出た赤を恍惚とした表情で見ていた。
『え、ま、待ってよ！痛くないの！？それ……』
「Aサンのおかげで痛くないんよなあ、それが。」
手のひらにべっとりついた赤と私の顔を交互に眺めて、唇を舐めて微笑んだ。
「なぁ、大好きやでA。何よりも」
夕方の教室。
ぽた、ぽたぽたと机に血が落ちた。
そのまま、よろよろと手を此方に伸ばすコネシマ。
避ける暇も，余裕もなく。
指先に付いた血が、私の頬に一筋の線を引いて、そのままガクンとその腕は落ちる。
「まっかで、綺麗や、………
愛しとるよ、A」
そのまま、自分で脇腹を一突きしたコネシマは倒れ込む。
倒れ込んで、机に強か体をぶつけて、
コネシマは息絶えた。
ーーーーーー
『うっわ……この子も死んじゃうんだ………』
画面には、すでに何も宿っていない瞳を伏せたコネシマの一枚絵。
序盤とは全く違う狂った展開。
死んでしまうのは、シャオロンだけじゃなかった。
「螢翫＆繧後◆」
セリフ欄には、意味不明の文字列が並んでいた。
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774号（現在稼働中）(プロフ) - なべるさん» 6Laz5YWD44Gr5q275L2T44GM56mN44G/5LiK44GM44KLDQrjgZ3jgozjga/mrovmqZ/jga7nhKHj gY/jgarjgonjgarjgYTjgrLjg7zjg6Djga7jgojjgYbjgaoNCuOBrOOCi+OBhOe1tuacmw== (10月17日 22時) (
レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - なべるさん» 閲覧、コメントありがとうございます！！暗号解読お疲れ様でした。base64………救われませんね………。 (10月17日 22時) (レス) @page26 id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
なべる(プロフ) - 6Kqt44G/55u044GZ5bqm44Gr44K344Oj44Kq44Gh44KD44KT44KS772k5Ye644Gm44GP44KL55qG44KS772k5L2V5Zue44KC772k5L2V5Zue44KC5L2V5Zue44KC5L2V5Zue44KC5L2V5Zue44KC772k5q6644GX44Gm44GX44G+44GG5rCX44GM44GX44Gm772h (10月17日 21時) (レス) id: c17e2361a4 (このIDを非表示/違反報告)
なべる(プロフ) - 暗号全部解読して読ませて頂きました…神はここにいたのか…何回でも読み直したくなるけど､読み直したらｳｯ…base64…ｳｯ (10月17日 21時) (レス) id: c17e2361a4 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - びびさん» 閲覧・コメントありがとうございます！楽しんで読んでいただけてとっても嬉しいです！！最後の空白部分、結構凝ったので気づいていただけて良かったです！ (10月9日 23時) (レス) id: fbc9f30883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：774号（現在稼働中） | 作者ホームページ：No.
作成日時：2022年9月5日 0時
