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__21.END ページ13

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JN「明日から仕事お休みでしょ?」


『うん、』


JN「ほんとに1人で大丈夫なの?俺休むよ?」


『大丈夫だよ、ありがとう。』





呼び方はそのままだけれど、
いつの間にか自然と敬語も無くなって。


まあそれはソクジンさんが敬語やめようよって言い出したのがきっかけなんだけど、夫婦なんだって実感する度にいまだに夢なんじゃないかと思う。



JN「Aちゃん?」


『ん?』


JN「愛してるよ」


『うん、私も。』


傘の中で甘い口付けを交わした後、やっぱりソクジンさんは、


JN「オムライス食べたい」


そう言い出す。



『いい加減忘れてよ恥ずかしい!』


JN「あの時も可愛かった」


『もう嫌だ、』


JN「でも今の方が可愛い。」


『やめてよ急に…』


JN「あー。ほんと好き。大好き。」


『はいはい。トマトスープせっかく作ってくれたんだから冷めないうちに帰ろうよ、』


JN「暖め直せば良いでしょ?」


『出来立てが美味しいんじゃん。早く帰ろうって言ったのソクジンさんのくせに。』


JN「まず帰ったらー、甘々タイムしよ?」


『嫌だ、食べる!』


JN「なんでよー!オムライス攻撃するよ?」


『傘持って必ず迎えに来てくれるソクジンさん思い出すなぁ…』


JN「やー!ニヤニヤしながら言うなよー!」





こうやってお話ししたり、隣に並んで歩いたり。幸せな時間を当たり前だと思うようになって来た今。

またソクジンさんは私を見つめて教えてくれた。



新しい家族が増えて、食卓を一緒に囲むようになって、


────その先もずっとずっと、時間を一緒に過ごしたい。

幸せをいつでも初めてに感じられる素敵な家族になりたい。





『傘の王子様だと思ったよ、あの頃』


JN「からかわないでよー!」





雨が降った日は…




傘を持って“必ず”迎えに来てくれる。




それから今、そんな私の王子様は旦那さんになって、一緒に帰る家もあって、もう一人新しい家族も出来た。





JN「幸せだね。」

『うん。』




JN「名前、どうしよっか。」


『サランはどう?』


JN「Aちゃんが言うとなんでも良く聞こえる」


『なんでもじゃダメじゃん』


JN「男の子だったらソジュンだなぁ…男らしくてかっこいい名前なんて、まさに俺から受け継いでる感じするよね!」


『ふざけてるでしょ?』


JN「ふざけてないって!」


『ふーん?』


JN「真剣に考えよ?うん、早く帰ってトマトスープ食べよ!」










_雨が降った日は… 番外編_END_





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あとがき。→←__20.



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作者名:ななペコ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nanapeko71/  
作成日時:2019年5月31日 18時

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