《BTS》新人発掘課の私、無名練習生を持つ。 (ページ17)

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「ジョングガ、やる気ある？」

JK「はい、…っ、」

ボーカルに関しては文句無し。

しかしダンスに関してはトレーナーからの厳しい言葉を人一倍受けていた。

「俺あの子のダンス好きなんだけどな」

『先輩の意見聞いてないですから』

「だって上手いじゃん普通に」

『私もそう思いますけど、』

トレーナーが言うには、"つまらない"のだそうだ。

一昨日パン社長兼PDが練習を覗きに来たのだけれど、社長も似たような事を言っていた。

"何も感じない。ダンスに感情がこもっていない"と。

『先輩の担当の子また欠席ですか？』

「そう。そろそろやばいよ。」

『5日後にパフォーマンスですよ、一人欠けてたら迷惑ですよね、』

「俺もそう言ったよ。そしたらなんて言ったと思う？」

『なんて言ったんです？』

「明日は行くからって」

『絶対来ない人の台詞ですね』

「せっかくここまで来たのになぁ…勿体無い」

『そうですね、』

外に出れば肩が震えるくらいには寒くなってきたこの頃。

そんな季節とは真反対に暑苦しいレッスン室で、彼らはまるでサウナにいるかのような汗のかきっぷり。

レッスンを始めればすぐに彼らのTシャツは汗で滲んで、シャワーを浴びた後のように髪が濡れだす。

『痩せるのも納得。』

「俺もあんな風になりてー」

『無理ですね』

「酷い奴だな」

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