通りゃんせ20 ページ20
優しい声。
その主は、右腕がない、血まみれの少年だった。
「…ひっ!」
年は、15くらいだろうか?
不思議と、怖いという感情は無かった。
安心する感じだ。
何故だろう。
「さっきは、血を見せちゃってごめんね。でも、君をかばえてよかったよ」
もしかして…。
「さっき、私を、かばってくれた人…?ありがとうございました!」
死んだかと思った。
「ううん。僕は、Aちゃんのお兄さんなんだよ。」
えっ…?
「君が2歳くらいの時、養子に出されてね。生き別れになっちゃったんだ。大きくなってからは、僕はこの神社の儀式を調べているんだ。」
調べてる?
なんで?
それに、兄ってなあに?
頭が混乱してる。
でも、信用できる人が現れたことにほっとして、
また、涙が溢れてきた。
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まじかるれいん☆ - マジでぇ!?ここまでぇ!? (2018年10月22日 15時) (レス) id: 9a258b9a35 (このIDを非表示/違反報告)
黒村(プロフ) - あれ、私今家に一人のハズなんだけどな……? (2016年1月6日 9時) (レス) id: bb9d87f69b (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ@りんご飴(プロフ) - お母さんはこんな儀式だってしってて連れてき……たの……? (2015年12月24日 18時) (レス) id: 358807b83b (このIDを非表示/違反報告)
Ms.awesome(プロフ) - 続き超期待!にーさぁん(涙) (2015年12月13日 21時) (レス) id: 88b629cb37 (このIDを非表示/違反報告)
捨てられ犬神 そらいぬ@雷の如くっ!(プロフ) - あれ?後ろに誰か居る気が…まさかね (2015年11月30日 21時) (レス) id: 0059da3243 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*舞生*、剣桜 x他2人 | 作者ホームページ:Youti@kaosu
作成日時:2015年9月23日 21時