レンタル彼氏始めました。最終章(黄) (ページ42)

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錦戸side

「おつかれっしたぁー！！」

仕事が終わって楽屋に戻ると

時刻は21時になろうとしてた。

もう仕事終わって

部屋でゴロゴロしてんねやろなぁー。

なんて想像しながら携帯を手に取ると

AちゃんからのLINE。

「ふっ(笑)」

開く前からニヤニヤしてると

安「亮ヤバいやつやで(笑)」

って笑われた。

“あたしと…別れてください”

ただその１文だけ。

理由とかそんなん無くて

わけわからんかった。

「な、んで･･･」

携帯握って膝から崩れると

目の前でアワアワする章ちゃん。

安「えっ！？どうしたん！？なに！？」

「A、ちゃんが･･･」

安「なになに！？わからんて」

「わか、れて…って」

安「･･･な、んで？？」

「わからんねんもん」

こんなに好きやのに･･･

ずっと一緒やと思っとったのに･･･

溢れ出る涙を抑えきれなくて

拭っても拭っても流れてくる。

安「やから言うたやんかぁ…
Aちゃんには重かったんちゃうの？？」

同じようにしゃがんで

ぎゅっと抱きしめながら

背中をポンポン叩いてくれる章ちゃん。

どうしたん！？

って言うメンバーに

んー？？ちょっと辛かってんてぇー。

って伝える章ちゃんやけど

うちのメンバーあほやから

さらにどうしたんか聞いてくる。