アイノカタチ【青】

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♡‬ ころんside

｢で？何の用？｣


そんな冷たい声がカフェに響いた。

僕が意志を持って言葉を発したその相手は黄司るぅと。

そう、最近噂の転校生。


何があったか知らないけど、僕Aと仲良くしてる奴好きじゃないんだよね




る｢ころんさんって好きな人居るんですか？｣




いきなり飛び出してきた爆弾発言に思わずコーヒーを吹き出してしまった

そして、少し余裕そうな表情をして



｢居ないけど、｣


と言ってやった。


なんのプライドを持ったのかは分からないが、何故だか意地を張りたくなったのだ。


｢あ、あところんでいいよ。その代わり僕もるぅとくんって呼ぶ。｣


る｢じゃあころちゃんでいいですか？｣



なんて会話をして少し良い奴なのかもしれない.
とは思った。



が、そんな期待も儚く散っていきるぅとくんが言葉を発した。




る｢まあ、好きな人いないなら貰っちゃいますね、Aさん｣




｢っ、｣
｢別に僕は関係ないし。好きにすれば？｣


なんて。ほんとは関係ないなんて思ってない


強がったんだ。


言い出せなかった、僕が弱いから。


もっと早く宣言しとけば良かったな
もう取られたんだ。


僕の元に彼女はやってこない


るぅとくんに惚れない女なんて居ないでしょ、絶対


る｢それじゃあ、僕はこれで｣


と、まるで勝利を確信したかとような顔でるぅとくんはその場を去っていった





でも、こんな所で諦めるわけないだろ？





｢いいよ、面白い｣
｢絶対僕がAを堕としてみせる｣



この瞬間、僕には1つの大きな目標を掲げることとなった。

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