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三十一輪の花 ページ32

Aside


『いや…いやぁ。』


頭が真っ白になる


「A…」


近づいてこないで。


「熱に風邪か、大変だな。」


『ゴホッ…私は大丈夫ですので。か…帰ってください。』


「言うようになったな、しかし今この屋敷には俺とお前だけだ。しかもお前は弱っている、こんな状況お前が俺に勝てると思うか?」


暗い闇に落とされたようだった


宇髄様は私を見下ろした、


怖くて必死に逃げ出そうとするが、手も震えて、体も重く動けない。


ならば、口で勝ってみせようと


『宇髄様…私は…あなたの事が嫌いですので。』


と言った。


普段、私は本当のことを口に出したりしないのだがたくさん発言出来る。


それくらい、私は宇髄様が苦手なのだろう。


私の咳払いだけが屋敷に響く


宇髄様は何も話さない


『ゴホッ…ゴホッ…分かったのなら、はやく…帰ってくだ…「うるせぇな黙ってろ。」


口を塞がれた


何度も角度を変えながらキスをしてくる


「お前…今の状況分かってんのか?無理やり今ここでお前を襲ってやってもいいがな…」


そう言うと、耳元を舐めてきた


私が反応すると、余計に弱いところ舐められる


『や…ゴホッ…まってやめて……』


耳を舐め終わると、今度は首から鎖骨を舐めてきた。


チクッ


鎖骨らへんに痛みを感じた。


…キスマークをつけられたのだろう。


何度も何度も鎖骨に吸い付く。


服を着ても、見えるところにまで付けられた。


「俺の印だからな、隠すなよ。」


隠すなよって言われたって見えるところに付けられたら隠せるわけないでしょ、と感情を失いながら思った。


「襲おうと思ったが…病人を抱くのは癪に障る。今回はやめておいてやる。が、今度は覚悟しておけよ。」


そう言うと、私から離れた。


「お前…富岡に看病して貰ってんだろ。その印を見たら、アイツはどーなるだろうな。」


その一言を置いて出ていった。


私は限界になり、そのまま意識をとばした。

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アイリ - もうこの小説は神ってますね…最強です! (2021年12月11日 12時) (レス) @page11 id: 9da3e59768 (このIDを非表示/違反報告)
kyr - エ…。し、小説書くの上手すぎません?…、とてもとても凄くて、惚れました! (2020年8月2日 9時) (レス) id: 1a9dc60db7 (このIDを非表示/違反報告)
くまん(プロフ) - メロンソーダ大好き人間さん» ありがとうございます! 少しスランプ気味だったんですけど、これから遅い更新になると思いますがよろしくお願いします!☆ (2020年1月22日 0時) (レス) id: 7a77bfda0d (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ大好き人間 - 初めまして!とても面白いですね!!続き凄く気になります!!ゆっくりでいいのでお願いします!!更新頑張ってくださいね!! (2019年12月9日 20時) (レス) id: 0747bee2c2 (このIDを非表示/違反報告)
くまん(プロフ) - しらとぅさん» しらとぅ様、ありがとうございます! 作者は変態なので 皆さんが引いてしまうんじゃないかと内心ひやひやしながら執筆してます笑 コメントして貰えるのって凄く嬉しいし、ありがたいです(T_T) 感謝… (2019年12月3日 0時) (レス) id: 7a77bfda0d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃 | 作成日時:2019年11月11日 21時

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