麗柱は超美人。

十七輪の花 ページ18

炭治郎side






「こんにちは。」





子鳥のさえずりの様な…それは美しい声だった。





声のした方を見ると、そこにはそれは美しい女性が立っていた。





それと同時に、甘い匂いが鼻を掠めた。





その時点で、俺はもうその人に行為を抱いていたかもしれない。





善逸は、その女性にダイブして好き放題していた。





…正直、善逸が羨ましいと思った。






それくらい、美しかったのだ。






胡蝶さんにその後、善逸は猛烈に説教を受けていた。





説教が終わり、善逸はその女性に土下座をした。





「いいんですよ、我妻様。」




「待って…ヤバい。やっぱ可愛すぎ死ぬ。」






胡蝶さんの負のオーラが漂う。






「ひぃいいいいごめんなさいごめんなさい。」





善逸は震えた。





「しのぶ…大丈夫だって…。」






胡蝶さんを必死に、その女性は止めていた。








「そういえば…自己紹介してませんでした。私は東條 A。鬼殺隊、麗柱です。」






『Aさん…か。』





咄嗟に声が漏れた。






「いやおいおい炭治郎なーに名前呼びしてんだよぉ？」





「構いませんよ、その呼び方で。」






Aさんは微笑んだ。






その笑みに思わず、生唾をゴクリと言わせる。






「Aさーん！！！優しい可愛い愛してるぅうう！」






「Aぇえ！！俺と勝負だぁぁあ！！」





伊之助が刀を振り出す。






「今日は…少し身体が悪いのでまた後日よろしくお願いしますね。」





Aさんはまた微笑む。





しかし俺は笑顔の反面、少し悲しみに溢れていた表情を見逃さなかった。






Aさんのことを少しずつ知っていければいいな。






そう心から思った。

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