25話 とある観客 ページ25
とある観客side
まさに異次元のバトルだった
今なら最初から拍子抜けするような様子を見せていたあの人はそれも作戦だったんじゃないかと思う
それほど白熱したバトルだったんだ
『うん、棄権しまーす！』
その一言をどれだけ残念に思ったか。
あのバトルをもう見せてくれないのか
せめてきちんと勝敗を分けてから終わって欲しくてたまらなかった
納得出来る、結果が欲しかった
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ？！！！！！」｣
『ﾋｴｯ』
「ちょ、おま、あれだけやっておいて、き、棄権？？ ！」
『え、だってもうラッキーはフラフラだし一撃食らったら倒れちゃう』
「それでも最後までやれよ！！」
「お前なぁ…」
『自分、負けるの嫌なんで』
「勝ち逃げなんて卑怯だぞそれ！！」
『なんとでもいえー！実質2対2だったから勝てたし、それにレッドは次に進めるからいいじゃんか！！なににそんな文句が…』
「だから…」
『めんどくさい気配を察知。じゃあサイナラ！』
「ちょ、おいまて！！」
そう言いながらリングを降り、入り口に向かって走り出したあの人
それを追いかけるように対戦相手の赤の人とリングの近くにいた緑の人が追いかける
10分後、赤の人と緑の人はあの人を見つけることが出来なかったらしい、自分たちの出番もあるため帰ってきた
もうあのバトルは見れないのか
相手の裏を突くような攻撃
赤の人はバトルをしていて、あの人の手の中で踊らされているように思えただろう
ああ、あの人とバトルをしてみたい
あの人の顔は見えなかった
観客席がうしろの高い方だった自分は彼の被っていたキャップしか見えなかった
あの人に繋がるのはハナダシティのAさん。そして、あの見たこともないポケモン2匹だ。
確かにあの終わり方はずるいが、その頃早速と去っていくあの姿に憧れを覚えた
いつか自分の好きな炎タイプのポケモンであの人とバトルをしたい
この間、バトルがとても強いと言われる祖父から譲り受けた相棒が隣でガタガタ言わせて興奮してるのが分かる
「……ナ！……！！」
いつか、いつかあの人と
「ア…ナ！！」
燃えて燃えて灰になるまで、
戦いたい
「ちょっとアスナ？！！」
「うぇ？！な、なに母さん」
「どうもこうも、もう終わっちゃったわよ？バトル。せっかくおじいちゃんがくれたチケットなのに途中からぼーっとしちゃって！」
「そ、そうなの？」
「ほら、早く帰るわよ。」
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きぃ(プロフ) - 更新待っています！ (2022年8月4日 3時) (
レス) id: c9bcaef35f (このIDを非表示/違反報告)
あ - 続きを待っています… (2021年10月22日 21時) (レス) @page27 id: c9bcaef35f (このIDを非表示/違反報告)
すのー(プロフ) - ポケスペの世界というのが他の小説と違って珍しさもあり、面白かったです！応援してます！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: c10bcfcc69 (このIDを非表示/違反報告)
books - あ、追伸。ミュウツー様は神々しかったです。今、思い出しただけでも涙が……。 (2020年4月5日 0時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
books - お久しぶりデーズ。ここ一ヶ月全然更新してなかったbooksです！ココ、観に行きますよねー！あれですよ。セレビィの色違いが欲しい。準伝とか、幻とか中々手に入らないじゃないですか！めっちゃ楽しみなんですよね！あ、あと更新頑張って下さい！また来ようと思います！ (2020年4月5日 0時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サワシロライム | 作成日時：2019年7月3日 23時
