15話 ゲームと現実と ページ15
『K！大丈夫か？！』
「まだだ。ニドクイン【ひっかく】」
ニドクインが壁に打ち付けられたKに向かって突っ込んでいく
「ぐがっ！」
『K！！』
抵抗する術もなく、攻撃を受け続けるK
「ふはははは！どうした？いまさっきまでの威勢は！」
『ちっ…』
分かってた。やっぱりゲームとは違うってこと。
トレーナー戦は初めてで、野生のポケモンの思考とは全く違う
ゲームを知っていても、現実ではこの知識は通用しないことが多く、わたしはこの世界で言うなら、ポケモン初心者だ。
だけど、ゲームでも現実でも変わらないことはある
『…K。』
「…グッ！」
それは、運だ。
『【ベノムショック】！！』
Kの残り少ない体力から放たれた【ベノムショック】は目の前にいたニドクインに高威力のまま命中。
そのまま、ニドクインは吹っ飛び、部屋の真ん中辺りに横たわった。
着地した衝撃で床が崩れ、ニドクインは煙に包まれる
「そんな技で倒せると…なに？」
ニドクインは目を回して、戦闘不能の状態になっていた
毒状態のまま
『よっしゃぁ！！！
さすがK！！あたしの相棒！！』
「ギ…」
「毒か？だが、それだけでは…」
もちろん体力が半分くらい残っていたニドクインにこの技を当てても普通は倒せない
だが、
【ベノムショック】の効果は
相手が･毒状態･だと威力が2倍になる
私はKが最初に放った【ヘドロばくだん】でニドクインが毒状態になっていることに賭け、
Kは【わるだくみ】でもともとの特攻を2段階あげることで勝てた。
今回のことはまさに、運。が良かった
『やっぱり、商業やってると運は必要不可欠なんだよなぁ！！』
「ぐっ、まだまだ…？！」
『え…？！』
ドォォォォォォォン！！！
サカキが次のボールに手をかけたとき、突然大きな音がしてビルが揺れ始めた
そう言えば、あの3人って三幹部と戦った後、何した？
あ、ビルぶっ壊したんだった
『やばっ！！K！逃げるよ！！』
疲れているKには申し訳ないけどビルの最上階からは飛んで降りるしかない！！
『あー！じゃーね！サカキ！君も早く逃げた方がいいよ！！』
Kに【そらをとぶ】！と言い、私はシルフのビルから退散した
「…敵の心配をするやつがいるか」
サカキもその場から姿を消した
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きぃ(プロフ) - 更新待っています！ (2022年8月4日 3時) (
レス) id: c9bcaef35f (このIDを非表示/違反報告)
あ - 続きを待っています… (2021年10月22日 21時) (レス) @page27 id: c9bcaef35f (このIDを非表示/違反報告)
すのー(プロフ) - ポケスペの世界というのが他の小説と違って珍しさもあり、面白かったです！応援してます！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: c10bcfcc69 (このIDを非表示/違反報告)
books - あ、追伸。ミュウツー様は神々しかったです。今、思い出しただけでも涙が……。 (2020年4月5日 0時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
books - お久しぶりデーズ。ここ一ヶ月全然更新してなかったbooksです！ココ、観に行きますよねー！あれですよ。セレビィの色違いが欲しい。準伝とか、幻とか中々手に入らないじゃないですか！めっちゃ楽しみなんですよね！あ、あと更新頑張って下さい！また来ようと思います！ (2020年4月5日 0時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サワシロライム | 作成日時：2019年7月3日 23時
