8話 彼女の過去 ページ9
茄子「A様って、いつからアニメ好きなの?」
ある日、茄子くんがそう聞いてきた
私が第二補佐官になったから様づけだ
なんかくすぐったいな…
貴女「アニメは小さい頃から好きだったけど、もっと好きになったのは学校上がってからかな」
今だから話そう…
私は、小学校の頃からまわりとうまくいかなかった
イジメ…に近いものもあった
何でイジメがあるのか、今も不思議
でも親になかなか言えなくて、必死に耐えてた
その私を支えてくれたのが、アニメだった
だから、アニメは私には恩人みたいな
友達みたいな感じなんだ
学校でのことがあってからか
現実の人と話すのとか
苦手になっちゃった
やっぱり、人は安らぎがないとダメだ
でないと、どこかで…
茄子「Aさん、大丈夫?」
貴女「あぁ、大丈夫」
唐瓜「茄子、お前なぁ、もう少し…」
貴女「いいのいいの、今はあまり気にしてないから」
私はふたりの頭を撫でた
ふたりは先輩にあたるけど
なんだか弟みたいな感覚
それに気さくだし
ぽっと出の私にも
気楽に接してくれる
こういう子たちが
あの時にもいたらなぁ…
なんて、ちょっと思ったり
茄子「あ、そういえば技術課に、アニメ好きな人いるんだよ」
貴女「あ、そうなの?話合うかなぁ」
アニメ好きといったって
ジャンルが違うと…ねぇ
唐瓜「ただあの人…その話になると止まらないっていうか…」
貴女「あははっ、あるあるだね」
語り出すと止まらない人がいるのはあるあるだ
仲間がいれば
何時間だってしゃべれちゃう
一般人(いわゆるパンピ)には分からない
オタクの世界
色んな理由でオタクになる人はいる
その大体が
こういうこと(イジメとか)なんじゃないかなと
私は思う
その会話を
鬼灯さんが聞いていて
苦々しい顔をしていたことを
私は知らなかった
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Nami☆ - 紫音さん» ありがとうございます!😄 (2月8日 18時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 39ページめちゃ最高です!! (2月7日 22時) (レス) @page40 id: cfb03159a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月15日 11時